今日の京都市は、気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすく、北部では断続的に雪や雨が降っていたらしい。気温は2度から10度、湿度は86%から54%、風は1mから3mの北西の風が冷たかった。
久々に京都の本山へ出かけることになった。お勉強といえばお勉強、試験と言えば試験。一枚の通知書だけで、どういうことなのか事情がわからぬままに出かけたもの。16時に集合して着替えをして16時半に研修室に入れ・・・というようなもの。当日の予定も日程も宿泊も不明・・・。
淡路島に入ってすぐに、財布がないことに気が付いた。普段は財布など持たないし、持っていれば使うし・・・ということで、小銭入れしか持ち歩かない。しかし、今回は京の都まで行くのだから小銭だけでは心細い。しかしのかかし、ここまで来て気付いても、もう遅い。
茄子がママならキュウリがパパよ。ありのままならバッタがパパよ。なるようになるさの成り行き任せ。困った時にはカードがあるさ。
リニューアルした東本願寺さんの境内で、コンビニで買った98円のパンに121円のコーヒー牛乳でお昼。なにせ、12時過ぎに京都駅に着くもので、どこもかしこも食べ物やさんはいっぱい。並んでまでは食べる習慣がない。ふと、横を見たら、「境内での飲食はいけません」との張り紙が・・・。道理で警備員がにらみつけていると思った。食べてしまったら仕方がない。
ぶらぶらと歩いて本願寺さんへ。ここにFacebookにユニークな投稿をしている「しんぽー」さん(仮名)がいる。名刺をいただいてわかったが「新報さん」らしい。道理で脚立や腕章やカメラを持っている訳か。
で、思いがけなくお土産までいただいた。お返しは6月にでも・・。讃岐だから「うどん脳くん」でも・・。
少し早いが本山に到着。時計をみれば14時前。2時間もあるな。
境内の紅梅が満開。外国からのお客様がスマホで自撮りをやっている。それもたくさんの女性たちが。
ここまでやって来たのだが、ここで、いったい、何をするのか、何時までやるのか、誰が集まるのか、全くわからない。たまたま出会った人に聞いても、何も知らない・・という。宗務所へ行っても、担当者は忙しそうにしているだけ・・。
仕方がないので、梅を眺めているだけ・・・。そうそう、山門で、何人の方が挨拶をして出入りするかを勘定してみた。東本願寺さんでは50人中3人。本願寺(西本願寺)さんでは50人中6人、興正寺では50人中1人。案外と頭を下げて山門に入り、頭を下げて山門を出る人は少ない。観光客がほとんどなのかも知れない。お念仏の道場なのだから、きちんとご挨拶はしていただきたいもの。
今回の研修は二人だけ。その一人は用事があるからと帰ってしまい、困った私は担当の方に宿坊に泊めていただいた。そこでさみしくテレビ相手の部屋呑みしておやすみすることになった。
本当はこれだけではないのだけれど・・・。
今日の掲示板はこれ。「人の数だけ鬼はいます。いえ、それだけ仏さまもおられるのです」という塩見行雄さんのことばから。「渡る世間は鬼ばかり」は実感するけれど、そんなに仏さまがいるとは思えないけれど、家族にとってみれば、やさしい仏様なのかなぁとは思ってもみたり。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。