さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。海の日の今日、九州から東海で梅雨明けが発表された。日差しの力で気温はグンと上がり、猛暑日の所もでたみたい。夏空と、うだるような暑さは、ひとまず明後日まで続く見込みらしい。さぬき市の気温は24.8度から31.9度、湿度は94%から61%、風は1mから2mの西の風が少しばかり。明日の19日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。
海の日は、平成7年(1995)に制定され、平成8年(1995)から施行された国民の祝日の一つである。制定当初は7月20日だった。その当時は、この日からが私の夏休みに入ることになったが、平成15年の祝日法改正により、7月の第3月曜日となった。
その頃はいそいそとして有給休暇を計画してとって、島の家にやってきては草刈りから布団干しからダニの駆除やらをやるのが楽しみだった。
江の浦海水浴場にも大勢の人たちがやってきたし、娘家族やら神戸からのお客さんが来るのを楽しみにしていたものだった。こどもらの夏休みに続いておとなたちの「おぼん休み」もあったりして。
その子供たちや孫たちも大きくなって部活だ塾だと忙しくなって、だあれも島には寄りつきもしなくなった。だから、私一人が島の家に行ったところで、だあれもいないのでは楽しくはない。だから、今年はこうしてボランティアのデータ入力作業・・・。
今年の秋を目途に、俵札のうちの納め札についての調査報告書を作成している。その手始めは、基本情報ともなる納め札の情報一覧表の作成である。これだって、最初は年代や住所や氏名などを一覧表にしたのだけれど、論文にするには、「主題と願文が必要になる」ということで、それを追加投入しているところ。それだったら、最初から入力しておけば良かったものを・・。
歴史学者さんは、とにかく古い年代がお好き。古いものが出て来れば大喜びをする。それと、遠い所のものもお好き。だから、最初は、真ん中にある「奉納四国八拾八箇所霊場巡拝云々・・」という、線香臭いものや、「天下泰平国家安全」などという国家主義みたいなものは好きじゃなかったみたい。
でも、行政が発行する論文集には、それがないとサマにならないらしい。ということで、2,400件の全データを再調査中・・・。今日現在で1,240件のデータを整理できた。あと半分・・・。来週の今頃には終わりそう。
このあたりでは、このタチアオイの花がてっぺんまで届いたら梅雨が明けると言われてきた。わが家のタチアオイの花はまだ少しあるのだけれど、街のタチアオイは届いたのかもしれなくて、九州から東海地方で梅雨明けがした模様だと発表があった。でも、梅雨が明けようが明けまいが、私の暮らしにはいささかの変化もない。ありのままに、なすがままに生きていくばかりだ。
確かに昨日の粘っこいネットリ感のある空気とはまるで違って、サラサラ、スッカリ感のある空気になった。気分的に気持ちがいいのはいいことだ。
お昼の時間に、真ん中の弟、よっくんがやってきた。山の旧宅の草刈りをやってきたのだという。そうそう、山の旧宅も草が伸び放題だった。梅雨明けしたら草刈りをしなければ・・・と思って居たのだが、こう暑くなると、それも面倒になってきてしまう。
でも、今週中にはお墓の回りあたりは草刈りをやっておかねばと考えた。
今日の掲示板はこれ。「生きるということは 思い通りにならないということが はっきりとわかることです」というもの。いつもお世話になっている善楽寺さんのお寺にあったものと記憶している。真宗大谷派の「祖父江文宏」先生のことばである。この言葉を残された祖父江文宏さんは、長年、児童養護施設「暁学園」の園長を勤められた方だという。祖父江さんは子供を尊重し、「子供」と言わず、「小さい人」と呼んでおられたそうで、体を張って虐待をうける子供を保護してこられた、その姿勢は子供たちに伝わり、子供たちから親しみをこめて「園長すけ」と呼ばれていたとも聞いている。この掲示板の言葉は、その祖父江さんの姿勢をつらぬく芯のようなものではないかと思っている。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。