さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、夜は湿った空気の影響で、雨の降る所があるらしい。気温は27.1度から35.2度、湿度は92%から62%、風は1mから2mの東北東の風が少しばかり。明日の21日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れるらいいが、午後は大気の状態が不安定となるため、雨の降る所がある見込みなのだとか。
朝方は湿った空気が充満して、曇り空のように薄暗い天候になった。
御案内の通り、今日は高松市内での歴史講演会の日。どのような形でプレゼンをするかが気に掛かる。果たして私のパソコンは適合できるのかどうか。万一のために、私愛用のプロジェクターとスクリーンは車に積み込んできたのだが。
夏休みとあって、家族連れが多かった。子供たちも慣れたもので、サービス用のお茶やコーヒーなどを自由に飲んだり、おもちゃコーナーで遊んだり。スタッフのおねえさんも、「将を射んとすれば馬を射よ」ということで、子供用の工作セットやアイスクリームプレゼント、お菓子プレゼントなどをやっている。
で、用意されたのがこういう、普通のテレビである。ここでは皆さん、これで講演会をやっているのだという。で、HDMIケーブルで接続しようとすると、
これを使ってください・・・と、こういうケーブルを持って来てくれた。そら、このディスプレー用ケーブルが確かである。あ・・・そういうことか・・。少しばかり考えすぎていたな。
で、幹事さんが記念写真を撮ってくださった。
今日は暑いせいか出足が悪いとかで、10名ほどの出席になった。ま、私は何人だってかまいはしない。時間だけお話すればいいだけのことである。
これは日露戦争で仁川沖で自沈したワリヤーク(バリャーク)である。日清戦争でも旗艦定遠が自沈したが、戦艦はなぜ自沈するのか。なぜ、日本海軍始め諸外国は、その戦艦を引き上げようとするのか。
これはソ連軍が遺棄したT-26を調査するフィンランド軍の写真であるが、これを「鹵獲:ろかく」というのである。鹵獲というのは、古代中国の春秋戦国時代や三国時代などから戦時で度々行われた行為であり、我が国でも古代からたびたびこの行為が戦の度に行われていた。主な目的として、自身の装備品より良い武器を奪うためや、それらを売り払って金銭にするためなどが目的だった。
これは古川庄八らが引き上げた「定遠・鎮遠」を運んでいる写真であるが、これを我が国に運んで調査し、使えるものは使用し、参考になるものは参考にし、不要なものは民間に払い下げられた。
これは、九州太宰府の神官の邸宅である「定遠館」で、室内には戦艦定遠の手すりや櫂などの部品があちこちに取り付けてあるし、
この門の扉は、定遠の装甲鉄板で、各所に貫通した銃弾の跡が残されている。かように、「鹵獲」というのは重要で、古川庄八らの活躍は以降の艦船建造に役立っているのである。
この暑い時期に、さぬき市内では各所で稲刈りが行われている。近く、台風が接近するとかで、農家では、この土日あたりに急いで収穫するらしい。
今日の掲示板はこれ。「頑張らない いつも一所懸命だから」というもの。いつだったか、俳優の倍賞千恵子さんが旭日小綬章を受賞したとの記事があった。その新聞に彼女のコメントが載っていて、「(前略)でも、頑張らないで、一 所懸命というのが私のモットーなので…。(後略)」だったようなことで、曖昧なことしか覚えていないのだが。がんばるのと、一所懸命なのは、どこがどう違 うのかも理解もせずに今まで来ているのだけれど。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。