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Channel: まほろば自然博物館
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春の雨 にわかガイドに 容赦なく

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 さぬき市地方は、前線や低気圧の影響で夕方にかけて雨や雷雨となる見込みらしい。夜は気圧の谷や寒気の影響で曇る予報。気温は15.6度から17.6度、湿度は88%から90%、風は1mから3mの西北西の風が少しばかり。明日の27日は、気圧の谷や寒気の影響で朝晩を中心に曇り、明け方まで雨の降る所がある見込みらしい。日中は高気圧に覆われて概ね晴れるという予報。

 

 今日はさぬき市内の某中学校の「へんろウォーク」の日。私はいつから「雨男」になったんだろうか。三月の「塩飽本島お大師まいり」は嵐になった。四月の「しわく廣島お大師まいり」も後半が雨になった。今回は朝から雨・・・。

 

 昨日から節制をし、早寝をして今日に備えていたので、中学校を出た頃は快調だった。ところが、高松自動車道の高架を超えた頃から、少しずつ県道が上り坂になる。この日は、一年生五クラス154人と引率の先生が10名人ほど。それに私たちガイドが5名、総勢170名ほどの軍勢。

 

 オレンジタウンという所になると脂汗が流れ出し、腹水が満杯状態になり、呼吸困難になり、足がむくんで歩けなくなった。そこで一行とは離れて、物陰で排水し、給水してしばらく休んだ。一行とは100m、200mと離れてしまう。

 

 当願堂というところで休憩して休むはずが、リーダー(私)がいないものだから、どんどんと歩いて行ってしまう。私は愕然とする。タクシーを呼ぼうか、救急車がいいか・・と考えながら歩いて行くと、今度は峠を越えたようで下り坂になった。そうなると、どんどんと歩けた。

 

 旧へんろ道沿いにある「玉泉寺」というお寺で一行は休みながら見学をしていた。私も給水をしながらしばらく休んだ。一行と言っても、一班、二班、三班は、すでに先行している。休んでいたのは、ガイド不在の四班と後続の五班だった。ここで、私が先頭に立って歩き出した。

 

 こういう、旧遍路道をずんずんと歩いて行く。このあたりは何度も歩いているので大丈夫。学校を出たのが八時半。長尾寺に着いたのは十時前だった。

 

 長尾寺の山門前でほっとする。ガイドは会長にお任せして、私は一休み。もう、雨と汗と脂汗とでびしょ濡れ状態。とくに靴や靴下がいけない。

 

 時間まで境内のガイドをやっておく。十時半になると、徒歩で、大川バス本社に向かう。雨は相変わらず降り続いている。バス本社からは観光バス三台に分乗して大窪寺に向かう。

 

 途中、さぬき市前山にある「おへんろ交流サロン」でのお勉強。ここでは、チーフガイドの前田先輩と柿木先輩が交代で「お遍路とは何か」「お接待とは何か」という講義をする。

 

 残りのガイド三名はゆっくりと休憩。その後、昼食になった。11時前から12時半まで、ここでお勉強をしてから出発になった。

 

 13時過ぎに大窪寺について、境内の学習。150人を五班に分けてガイドするのだから、ぶつからないように、適宜、コースを変更しながら進めるのが大変。中学生と言っても、少し前までは小学生。中学校に入って、まだ20日もたっていない子供たち。あんまり難しいことをお話してもわからない。

 

 雨のせいもあって、予定より1時間ほど早く終わって帰ってきた。学校に戻ったのが14時半。反省会も終わり、生徒さんの拍手に送られて、中学校を後にした私たちだった。今日の歩数は17,654歩、体重は2Kg減の65.4Kg。いつも、これくらいだといいのだけれど。

 

  今日の掲示板はこれ。「今日始めなかったことは 明日終わることはない」というもの。あの、ゲーテの言葉らしい。どんなすばらしい願いを持ち、目標を掲げても、目の前の一歩を踏み出さなくては何も変わらないし、前には進んで行かない。いま何を考えるかではなく、何を行動できているかに焦点を当てて、目標に向けて進んでいきたいものである。でも、いざ始めてしまったら、終わることのない作業だったというのでは、これまた困ったことになってしまうのだが。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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