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Channel: まほろば自然博物館
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藤棚に 声なき風が 二礼する

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 さぬき市地方は、高気圧に覆われて晴れていた。気温は11.4度から今季初の26.7度、湿度は84%から44%、風は1mから4mの西の風が少しばかり。明日の5月1日は、高気圧に覆われて概ね晴れるらしいが、寒気を伴う気圧の谷の影響で、昼前から夕方にかけて雨や雷雨の所がある見込みなのだとか。

 

 いよいよ、四月が終わって明日からは五月。季節的には「夏」になるらしい。

 

 私が島の家に行っている間にお荷物が届いていた。京都の神職さんからである。

 

 中身はこういうものだった。「はてさて・・・」と調べてみたら、

 

 こうしてしめ縄に結んで玄関飾りに使う物らしい。

 

 最初、小汚い「小俵」の中から出てきた「紙くず」を見たとき、「なんだ、これは・・・」と思ったのは事実。このあたりでは見かけないものだし、我が家は真宗なもので、そういう信仰がなかったこともあるのだろう。

 

 調べてみたら、こんな風に結んでみたり、

 

 こんな風に「ちまき」に巻いてあったりしたもの。「蘇民将来符」というものが、どうにか理解できるようになった。

 

 裏面には、こんなものが書かれている。これまた頭をひねることになった。「急々如律令」と書いてあるらしい。中国漢代の公文書の末尾に、「急々に律令のごとくに行え」、の意で書き添えた語。のち、呪文(じゅもん)の終わりに添える悪魔ばらいの語として、道家・陰陽師(おんようじ)・祈祷僧などが用いた。とある。で、右側の落書きのようなものは「道満」、左側の★印は「清明」という意味らしいがよくわからん・・。

 

 今日、まだ、両足がおかしい。中学生と遠足したための筋肉痛なのか、足のむくみなのか歩くのが辛い。そこで、あまり歩かなくていいように、高松市飯田町にある「岩田神社」に行って来た。別に「足が治りますように・・」というお願いではない。この「藤まつり」を見るためである。

 

 ここの藤の説明板。ま、そういう藤である。

 

 お天気がいいから、大勢のお年寄りたちが集まっていた。

 

 町内会なのか老人会なのかお年寄りたちがブルーシートを敷いて花見をやっていた。今日は暖かくて花見にはいい季候になった。

 

 ここも、今週来週あたりが見頃だと言うていた。

 

 こういう小さな神社なのだが、藤まつりのときには大勢の見物人でにぎわいを見せている。

 

  今日の掲示板はこれ。「不幸はすぐわかるが 幸せはなくしてからわかる」という、いつもの「荒了寛」さんの言葉から。普通に暮らしている時は、不幸だとは思うことはないが、特に幸せだと思う事もない。ところが、幸せを気づく瞬間がある。それは、なくした時である。「幸せはなくしてからわかるもの」なのである。なくして初めて気づいた幸せに、感謝するのである。あの時は幸せだったんだ・・・・と。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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