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Channel: まほろば自然博物館
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夏がきた 睡蓮畑に 拝まれる

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は15.5度から24.2度、湿度は76%から60%。風は3mから4mの西北西の風が少しばかり。明日の28日は、引き続き、高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 朝の間は雲一つ無く、暑からず寒からずの気分のいい夏の日になった。

 

 今日は「ルンルン春・木もれ日の道ウォーク」の日だったが、急遽、ご法務が飛び込んでお仕事になった。

 

 その後、東かがわ市歴史民俗資料館に寄って、少しばかり復習をしてきた。

 

 これが、この町で作られている「和三盆」の木型やお菓子の模型である。

 

 これは、サトウキビから作られた「白下糖」の生産額である。讃岐国は雨が降らず米の生産額は少なかった。そこで、苦労してサトウキビから白砂糖を作ることに成功した。それがひいては、高松藩はじめ、丸亀藩でも砂糖の製造に成功して明治維新を迎えることができた。

 

 遠く、奄美大島から国禁を冒してまで、命を助けてくれた医師・向山周慶にサトウキビの苗を運んできたのが「当盛喜」。讃岐では「関良介」と名乗っていた。そのお墓である。

 

 昼からは、義兄のところに飲み物や果物を届けたり・・・、

 

 我が家の一週間分の食材を買ったり・・・、

 

 奥方と私の飲み物を買ったり・・・。

 

 戻って来ていると・・・。

 

 いつもの、あの娘さんが道ばたで倒れている。近くには自転車も倒れている。急に暑くなったので一時的に熱中症になったのかも。呼吸はしているし、意識はある。ご近所のおじさんが傘を貸してくれて頭を冷やした。

 

 救急車を呼ぼうとすると、近所の方が「大丈夫・大丈夫。いつものことや・・」というので、中止したら、「あかんあかん。動かしたらあかん」という声が・・。そこで再び消防署へ電話をすると、母親だという人が通りかかって、「呼ばないでください!」と言う・・。何がなにやら全くわからん・・。

 

 しばらく介抱したら起き上がれるようになり、お父さんが迎えに来て、女の子はふらふらしながら帰って行った。

 

 今日の掲示板は、途中のお寺でみつけたもの。「拝まないものも拝まれている 拝まない時にも 拝まれている」というもの。東井義雄先生の詩からである。仏さまに背を向けているような私であっても、仏さまは常に私を照らし続けてくださっている。私が仏さまを拝むより前に、仏さまの方が私を拝み続けてくださっていたというのである。私達の中の拝む心に先立って、亡き人・先祖から拝まれているのだと東井先生は言うのである。私達が忙しい忙しいとあくせく働いている日々の中で、亡き人を拝む心を忘れている時にも、常に思いがかけられていたんだと。しかも拝まない者にも「どうか手を合わせ拝む人間になってくれよ、そして迷わず正しい道を歩めよ」と願っておられるのだと言う。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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