さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は15.1度から25.4度、湿度は88%から45%。風は0mから1mの東の風がすこしばかり。明日の6日は、引き続き、高気圧に覆われて晴れるけれど、湿った空気の影響で夕方から曇る見込みらしい。
昨日、こんなばかでかいお荷物が届いた。なんだろうと持ち上げると、案外と軽い。
中身は・・「危険物在中」・・・。危険物なんぞ注文した記憶はないぞ。
おそるおそる開いてみたらば・・・講演会やご法話に使う「遊撃手Ⅱ」用のノートPC。普段、使っている事務用のマシンには重要なデータが一杯。うかつに持ち歩いて壊しても悔しいし、個人情報が漏れてもまずい。だから、パワポだけ使えるようなマシンを用意した。
で、今日はここに出かけてみた。かわつ花菖蒲園である。ここに「川津浄水場」という坂出市の浄水施設があった。その使わなくなった浄水池に花ショウブが植えられていて、「かわつ花菖蒲園」になっている。
これが坂出市水道局の「川津浄水場」跡。今は「浄水場」としては使われていないらしい。その、四つの浄水池に、92種13,000株、約4万本の花菖蒲が植え付けられているのだと。今日は平日だというのに多くの車が押し寄せていて、近くの池の周辺にも路上駐車がいっぱい・・・。
一般開放は9~16時。期間中、6月4日(日)には、かわつ花菖蒲祭、6月11日(日)には、かわつ花菖蒲茶会が開催されるそうだ。駐車場(約30台)が狭いのと道が狭いのが難点。
この地図にある「鎌田池」や、坂出中学校も元は池で、坂出市の重要な水源だったようで、あの、久米通賢が築造したとも聞いた。現在の坂出市あたりは元は塩田地帯の跡で、昔は非常に水に困ったところだったらしい。で、この鎌田池から大きな木の桶に水を汲んで荷車で水を売る「水売りさん」がいたという。だから、現在の川津浄水場や、その東にある「貯水池」も、坂出市の水を確保する大切な場所だったに違いない。
今はどうやって水を確保しているのかは知らないが、讃岐は昔から水との闘いの連続だった。その記念碑が、ここの浄水場跡なんだろうなぁと感じたことだった。
こういうハンドルなんかも残されていて、浄水池の面影があちらこちらに。
人々は、すっかりと、そんなことを忘れてしまって無邪気に花の写真を撮ってばかりいるけれど、こうして、浄水場の跡地に花しょうぶを植えて世話している人々の苦労を少しは考えてみたいものである。
また,かわつ花菖蒲園では毎年,早生(わせ)・晩生(おくて)など,開花時期の違う品種を混生させていることにより、開放期間中,咲き具合が移り変わっていく様子を楽しむことができるが、今はまだ、始まったばかりの序盤というところ。
どうにも、アヤメと花ショウブとカキツバタの区別がよくわからない。この時期がくれば、またしてもわからなくなってしまう。
毎年、言うてるのかも知れないけれど、「ショウブ」の花はこれ。「菖蒲湯」の「菖蒲」は「サトイモ科」で、「花菖蒲」の「菖蒲」は、「アヤメ科」なんだそうである。で、アヤメと、花菖蒲は、これまた、微妙に違うというのだからややこしいや、ややこしや~。
今日の掲示板はこれ。町内の善楽寺さんにあったもの。「その人の都合でよい雨 わるい雨」というもの。昔、「泣きばばあ」という話があった。そのおばあさんには、二人の子供がいた。一方は、傘の職人になった。もう一方は、帽子の職人になった。そのおばあさんは、晴れると、「ああ、傘職人の息子の商売が悪い、、、」と嘆き、雨が降ると、「ああ、帽子職人の息子の商売がだめに、、、」と、嘆くのだった。真逆に考えれば、人生は楽しいのに。しかも、悪い環境からは、改良や改善が生まれるのに。物事には、良い悪いどちらもない。起こったことに、「良し悪し」や「幸不幸」といった感情をつけるのは、いつもその人自身なのだ。という話だった。人生、「笑いばばあ」、「笑いじじい」でいきたいものだ。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。