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Channel: まほろば自然博物館
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迷い道 春の日暮れの はやいこと

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 118-65-66 36.5 96 66.3Kg

 昨夜も22時前に目が覚め、11:30、0:30、1:30、2:30・・・とトイレに向かった。さりとて多くの量が出るわけでもない。19mlとか21mlとかの少量だが、そのままでは寝られない。

 

 3時からはNHK-TVをつけてみるが、まるで意味がわからず、また、寝てしまう。で、また、30分後に起きる。夜中に起きていようが、昼間に寝ていようが、ここでは全く、問題ない。

 

 なんだかよくわからん生活だが、ここでは日が暮れていればいいようだ。

 

 朝の回診で、0.5Kgほど体重が減ったらしいが、早速に教授が、「もっと、身体を引き締めてください」というが、しかしのかかし、ここの環境で身体を引き締めるというのは難しい。

 

 ここには自販機もなく、あるのは無料のお茶だけだ。これを控えろ・・というのは難しいお話。アルコールははなからないし、食堂も自販機もない。ご飯は七部がゆだし、おかずだって多くない。食事を残せば看護師さんがにらみつける。

 

 「電池、入れますから・・・」と言われたが、実に重い言葉だった。「生活が制限される・・」という思いからだった。あれは危険、これもダメ、これには近づかないように・・などという制限がまだまだ多い。

 

 今日は、この学校の中身について勉強してみた。看護学部とか救命救急センターとか心臓血管センターなどの概要を調べていた。この闘病記の参考になるかなぁ・・という思いからだった。

 

 CCUにいる時、頭の下で、たくさんの救急車のサイレンや信号音を聞いた。あれは夢だったのか、思い違いだったのかと考えていたが、南棟一階は全て、この救命級センターが占めていて、たくさんの救急車が来ることを知った。「あ、あれは幻ではなかったんだ」と知らされた。

 

 お昼からは、ご近所のおばちゃんがわざわざ、お見舞いに来てくれた。「あんた、まだなん・・?」という。誰に聞いたのか、電池を植え込むのを知っていた様子だった。だって、今日、教授に話を聞いたばっかりなのに・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「思い通りにしようとする心が苦しみを生む」というもので、町内の善楽寺さんにあったものから。私たちは自我があるので皆、思い通りにしたいという心を抱いている。この思いが強ければ強いほど、思い通りにいかなかったとき、腹が立ち、怒りがわき起こる。苦しみもわき起こる。苦しみの原因は、自分の思い通りにならない自我が起こしているのである。そのことに気づいていたら、苦しみの原因がわかれば対応できるのである。自分が正しい、お前は間違っていると強 く言えば、相手は傷つく。そういうときは控えめに話した方がいい。少しでも相手を思いやる心があった方がいい。「正しいことをいうときは少しひかえめにするほうがいい、正しいことをいうときは相手を傷つけやすいものだと気づいているほうがいい。」吉野弘「祝婚歌」より

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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