さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、低気圧が四国の南海上を東北東に進むため、次第に雲が広がってきた。夜には雨が降るのかも知れない。気温は0度から8度、湿度は50%から74%、風は1mから3mの弱風で西北西の風だった。
今日は、私の弟が母のそばにいてくれるというので、けいこばぁは10時前には戻ってきた。私は灯油を買ったり、母の部屋を片付けたり、エアーマットに電源を入れたりしておいた。
ついでに、お昼もいつものおうどんを食べて置いた。
とにかく最近は遠くへ出かけられないので、今日もさぬき市志度の「セルフの店 亀城庵・志度店」になった。これでも遠くへお出かけの部類に入る。
麺はいつもの「しっぽくうどん小」で350円。冬場はどうしても野菜不足になるもので、こうしたおうどんは有り難い。讃岐うどんのお店で「野菜」というと、野菜天か野菜かきあげか・・・。サツマイモ、ニンジン、ナス、カボチャ・・・・などだろうか。タマネギとかもあるか・・。
けいこばぁは戻って来るなり、朝昼兼用の食事を食べて、缶ビールを二本飲んで、そのまま・・・お休み・・・。とにかく・・夜中にさっちゃんが起き出して大声でしゃべるので寝ていられないのだと。それが午前0時から2時過ぎまで・・・。朝昼が逆転するのはどの病人でも一緒。私も経験があるな・・・。
奥方が目を覚ますのが15時。それまでは、睡眠を邪魔しないように私は別室で読書とかラジオを聞いたりして過ごしている。なにせ、私のパソコンのある書斎が暖かいからとそこでお昼寝をしているもので・・・。その間はパソコンには触れない・・・。ノートPCを持って下りるような用事もないし・・・。
そうそう、退院用にフル・フラット車いすを折りたたんでけいこばぁの車に積み込みをしておく。私は明日の朝には京都に向かって出発するので、さっちゃんの退院には手伝えない。そのかわりに「介護タクシー」さんにお世話になる。うちの車では「寝たまんま・・」では運べない。それ専用の車でないと・・・。
今夜のお泊まりが終われば、今度はけいこばぁの長い一日が続くことになる。ま、そうは言うても、我が家にいれば、空いた時間に掃除やら洗濯も昼寝も可能だ。とにかく、胸に痛み止めの薬さえ張っておけば大丈夫。ただ、明日の天候がどうなることやら・・・。空がにわかに暗くなってきたが・・・。
いよいよ・・・終末段階になってきた。いつまで母の体力と気力が持つことやら・・・。ともかく、この週末まではなんとか持ちこたえて欲しいと念じるばかり。母の病状は悪化こそすれ回復することない。母は、手術などの医療行為は拒否している。点滴などの延命治療も拒否している。このままで、我が家で最後を迎えたいと希望している。痛み止めだけで、苦痛なく枯れて逝きたいと願っている。その意志を尊重して、明日、我が家に戻って来る。
今日の掲示板はこれ。「またはない 一期一会の 娑婆の春」。今日という日はもうない。過ぎ去った過去は過去、まだ来ない未来は未来。私たちのこのいのちは、今日はあっても、明日の保証のないいのちである。それは誰しも同じ事。きょう生まれた赤ん坊も、88才を迎えた私の母も同じ事。一期一会の今日である。
じゃぁ、明日から、京都に行ってくる。また、会えるといいね。