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Channel: まほろば自然博物館
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蝉の声 明日の道が まだ見えぬ

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は25.0度から33.7度、湿度は88%から66%、風は0mから1mの北東の風が少しばかり、明日の15日は、引き続き高気圧に覆われて晴れるらしいので、暑さを避け、水分をこまめに補給するなど、充分な対策をとるよう呼びかけている。

 

 「お父さん、思い出に「最後の校歌」を聞きにいかない??」という娘からの電話。今は高校野球香川県大会の真っ最中。私と娘の母校が二回戦に進出したらしい。でも、相手高校を見ると、少し格上かなぁと思った。

 

 あくまで噂なのだけれど、少子化の影響もあって、私たちの母校もいつ消えても不思議ではない情勢らしい。「最後の校歌か・・・」ということで、娘に連れて行ってもらうことにした。

 

 私にすれば、高校を出て50年くらいになろうか。娘にしてもその半分の25年くらいにはなろうか。高校の制服も変わったし、時代も歴史も違ってしまった。

 

 でも、「校歌」は変わらなかった・・・。

 

作詞 湯 浅 邦 羅
作曲 菅 原 明 朗

1 くれなゐ くれなゐ
    大川の郷 わが学舎に
   若き生命ぞ 炎ゆる
    邦の訓 なほたかきに励む
   われら楽しくも 健やけし
    さぬき東は さやに光るよ

 

 ゲームはほぼ同格の戦いで始まったように思った。ヒットの数も得点も似たような推移を見せていたが、中盤になってホームランが出るなどして、だんだんと得点差が開いていった。

 

 子供たちにすれば、高校野球は青春の思い出の宝庫だ。精一杯に声を出し、拍手をし、声援を送った。今、ここにしかない青春を謳歌するのだ。

 

 投げる者、打つ者、守る者、それを支える者・・・。球場が一つになって燃え上がる瞬間だ。

 

 追いつ追われつのゲームは進んだが・・・。

 

 結果は大差でゲームセット。

 

 勝負に勝ち負けはつきものだ。だが、それが結果のすべてではない。勝ったものは次には負けるかも知れない。負けた者は、それをヒントにして次に勝てればいい。

 

 そのすがすがしさこそが若さの証拠だ。

 

 香川県営球場に、勝者の校歌が流れた後、敗者のこの夏最後の校歌が静かに流れた・・・。

   くれなゐ くれなゐ
    大川の郷 わが学舎に
   若き生命ぞ 炎ゆる
    邦の訓 なほたかきに励む
   われら楽しくも 健やけし
    さぬき東は さやに光るよ・・・

 

 今日の掲示板はこれ。「終わりと始めは遠くて近い 失敗したら出直すだけさ」というもの。初めから終わりへの道のりは遠い場合もあるけれど、ひとつの物事が終われば、それは別の物事の初めになる。物事をはじめてみて、失敗したらやり直すだけ、出直すだけだ。失敗したって悔やんでいても仕方がない。へこんでいても落ち込んでいても仕方がない。あの「STAP細胞」みたいに、やり続け、なし続けなければ結果は出てこないし、見えても来ない。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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