さぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇っていたが、やがてのことに晴れてきた。気温は19.1度から24.9度、湿度は90%から70%、風は1mから4mの北東の風が少しばかり。明日の26日は、気圧の谷や湿った空気の影響で概ね曇る見込みらしい。
何の加減か、今朝は午前6時過ぎまで熟睡をしていた。体重は66.1Kg、昨日とは2Kgも違う。今朝の気圧は1010hPa、気温は22度、湿度は75%。毎週火曜日は前山出勤の日。
恒例の「前山地区活性化センター」に9時前には到着したのだが、まだ、誰も来ていなかった。ま、私的にはやるようなお仕事もないので、ここを素通りして、放浪の旅(?)というか、徘徊のドライブに出た・・・。
参考までに、この「おへんろ交流センター」に立ち寄った歩きへんろの方や自転車へんろの方の数字である。歩き遍路は二千数百名、自転車遍路は百数十名、外国人歩きへんろは四百数十名というところ。アメリカ、フランス、台湾、カナダ人という地域かららしい。
見にくい図になってしまったが、まずは大窪寺の方向に向かって走り出した。
前山峠を越えてしばらくのところ、細川家住宅の西に、こういう標識が立っている。香川県道3号線沿いである。
県道から少し上がったところに、住宅跡地か畑の跡地のような平坦な場所がある。そこに、この看板が立っている。そこからさらに細い道を登った場所に石碑があるらしい。
これが、その石碑である。ここに紀州和歌山のお接待場所があったところらしい。紀州で集めた「一万五千人分」のおせったいを、この場所にあった建物でやっていたということらしい。そのお世話をしたのが、紀伊の国伊都郡加勢田の庄、東村に生まれた教翁義染房という人らしい。昔のへんろ道は高い場所にあったものらしい。
これだけでは何がなんだかさっぱりわからん。
で、大窪寺の門前を通過して徳島県に向かって走り出した。まだ、おうどんの時間には早いし、紅葉にも早すぎる。
徳島県阿波市にある「犬の墓大師」を通過、金清温泉跡地経由して四国霊場10番札所の「切幡寺」山門前でトイレ休憩。
参道にある「浅野屋本店・すもとり屋」で参拝用品のひやかし。参拝ルートの確認である。
新しい道路ができていて、9番法輪寺を通過してしまった。このあたりの南北に走る道路と、東西に走る道路が複雑だ。
ここも、新しい道路に迷い込んで遠回りをしてしまったが、8番札所の熊谷寺である。ルートだけを確認して、時間になったので今回はここまで。
今日の掲示板はこれ。「自分から回っている気の風車」というもので、いつもの赤松先生のお寺の掲示板からのおことばである。『仏説譬喩経』の「黒白二鼠のたとえ」がある。(以下概要)
一人の旅人が悪ゾウに追いかけられ、木の根を伝って井戸の中に逃げ込んだ。ほっとするのもつかの間、目の前に黒と白のネズミが出てきて、代わる代わる木の根をかじり出した。下を見れば大きな毒蛇が口を開けて旅人が落ちてくるのを待ちかまえている。このままでは確実に根は切れて、大蛇に食べられてしまうことになる。そこに、木の根のミツバチの巣から甘い五滴の蜜が口の中に落ちてきた。その甘さに心が奪われ、もっと蜜をなめたいと思って、旅人は今にも切れそうな木の根をゆすりだした…。(以上)
ゾウとは時間の流れ、井戸の中の大蛇は私を待ち構える死の影、木の根は自分の寿命のこと、黒白のネズミは夜と昼のこと、すなわち私のいのちが一日一日と死に近づいていることのたとえである。五滴の蜜とは、そんなきわめて危機的な状況も忘れて、食欲、色欲、睡眠欲、名誉欲、財欲という日常的な欲望にうつつをぬかしていることをいうのである。生きる目的は、金でもなければ財でも名誉でもない。「人身受け難し、今すでに受く」(よくぞ人間に生まれたものだ)と生命の尊厳と歓喜に目覚めて生きることなのである。
じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。