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Channel: まほろば自然博物館
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青イチョウ 映して手にする 杓の水

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は15度から18度、湿度は82%から57%、風は1mから3mの北西から西の風が少しばかり。明日の5日の香川県は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 119/79/80 37.1c-91% 65.6Kg 1017hPa,20c,70% 体調に進展は無い。

 

 さて、先週の火曜日に泌尿器科で「前立腺肥大」ということで、前立腺の中をきれいに削り取ってスカスカにした。これで、おしっこが出にくい症状は解決された筈。ところがおしっこは出ないし、体重は増加する傾向にあった。

 

 昨日の午前中は順調に排尿もできたし、身体に異常はなかった。でも、お弁当を頂いて、14時過ぎに山寺を出た。その直後からである。全く尿が出なくなった。トイレで座っても立っても、尿は一滴も出ないばかりか血尿が一滴二滴垂れる程度。お風呂で温めてもダメ、冷たい氷水で冷やしてもダメ。

 

 で、奥方が帰宅するのを待って救急搬送。いつもの県立病院である。もう、おなかは破裂寸前みたいにパンパンになっていて、救急隊員も驚いていた。救急車の中でも、一応、血圧や脈拍酸素係数などを測定する。でも、何度乗ってもガタガタと揺れて乗り心地のいいものではない。

 

 救急車で救急処置室に運び込まれて、血圧や脈拍や酸素計やと一連の処理を終えて、「バルーン挿入」が決まった。

 

 「バルーン」と一般的に使っているが、正式には「尿道留置式カテーテル」と言って、上の図のようなものである。これを尿道に差し込み、前立腺を通過して膀胱まで送り込む。上図にはないが、もう一本のパイプがあり、そこから注射器で空気を送り込むとバルーンが膨らんで尿が排出される。その時、尿が抜けていくとおなかが楽になり、呼吸も楽になる。でも、「留置式」だから簡単には抜いてはくれない。

 

 当分は、このような袋を提げての行動になる。今度の受診は連休明けての6日の水曜日である。でも、今日は大事な日。大窪寺班のメンバーに挨拶をして事情を話し、今日は欠席する旨を伝えて、午後からの「ステップアップ講座」の資料もお願いしておいた。

 

 今日は、さぬき市商工観光課主催の「観光ガイド養成講座」の第四回目大窪寺実地研修の日である。普段には立ち入ることのできない「大師堂」外陣を使っての講義が行われた。

 

 まずは、大窪寺槇野住職から、大窪寺の由来・歴史なんぞのお話しがあり、大窪寺全体のお話しがあった。三国伝来の錫杖も見せていただいた。

 

 二コマ目は、「四国作家同人」代表の市原信夫先生による「四国遍路と上がり三ヶ寺」についての講義があった。

 

 三コマ目は、大窪寺班の前田チーフガイドから受講生に対して、大窪寺の境内案内と、ガイド手法の講義があった。

 

 午後からは、一般会員向けの「ステップアップ講座」である。今度は、大窪寺班のメンバーが会員さん有志に向けて、大窪寺の建物の説明やら、「なんで札所というのか」などの講義をしていく。

 

 ここでは、さまざまなほとけさまや仏像の役割なんぞを説明している。このようにして、20名ほどの会員さんに大窪寺ガイドの手法と大窪寺のみどころなんぞを説明していた。

 

 今日の掲示板はこれ。「生きているということは 死ぬいのちをかかえているということ」というもので、「東井義雄」先生のことばである。いつ訪れるかわからない「死ぬいのち」をかかえて生きているということは、「生」そのものが当たり前でない、ただごとではないということを知ることで、初めてうなずくことが出来る言葉である。そしてそれは、「死ぬいのち」があるからこそうなずくことが出来るのではないだろうか。あの、3月11日の東日本大震災では、一瞬にして多くの方々のいのちが失われた。そして、今でも厳しい現実に身を置かれている方々が沢山いらっしゃる。しかし、さまざまな情報が流れ、さまざまな問題が浮上してきている中で、情報だけに振り回されている私たちがいるように思う。今回の掲示板の言葉は、では、私は今何をすべきなのか、何を考えるべきなのかを問われているような気がするのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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