さぬき市地方は大荒れの春の嵐になった。奇想天外なことが大好きなさっちゃんの「四十九日法要」は吹きなぐる風、土砂降りの雨の中での法要になった・・・。
私たちは早朝から法要の準備だが、空き缶やらプラスチックゴミが玄関から周辺に散乱しているのをかき集めたりと大わらわ・・・。「なんでやねん・・・、今日みたいな日に・・・」。
でもまぁ、9時からは予定通りに法要は行われた・・・。このオレンジの法衣が私・・・。施主兼僧侶だから大忙しい・・・。このあたりでは「おじゅっさん」という・・・。
で、また、さっちゃんの思い出の映像をスライドで映し出して・・・。というのも、昨夜の自治会の人の評判が良くて・・・。さらに、さっちゃんや私の子供の頃の写真がどこかに有るはずだと探して探して探して・・・・。ようやくさっちゃんの押し入れの中から秘蔵写真を見つけ出して、それを追加して・・・。
その後、納骨。「はやく一雄さんとこに行きたい・・・」というてたさっちゃんを、心残りだが、早々に納骨した。このときでも風が強くてろうそくにも線香にも火が付かない・・。まったく、さっちゃんは波瀾万丈だわ・・・。
でも、無事に納骨も完了・・・。こうしてみると穏やかなのだけれど、実際は強風の吹きなぐる嵐の最中・・・。
山ではつつじが色鮮やかに咲いてはいるのだけれど・・・。
お迎えのバスに乗って・・・東かがわ市の料亭に行って・・・。
皆さんとの会食。本当は「おとき」というのだろうが、このあたりでは「おきゃく」という。神事の後の「直来:なおらい」と同じで、仏教の場合には「お斎」 こんな字だったか・・・。
まぁ、こんな時でもないと会話できない人たちとの交流・・・。普段の生活に埋没していると、なかなかに出会えない人たち・・・・。
私のお膳はまったく手が付いていない・・・。
その後・・・というても、14時にはおひらきになって、あと、我が家で二次会、三次会になって・・・。残った家族たちで近くの町営の温泉に入って・・・・。
なんだかんだと、大荒れの一日になったことだった・・・。
今日の掲示板はこれ。「死に支度(したく) 致せ致せと 桜かな」という一茶師匠の句である。そんなに急がせなくてもいいのだが、咲いた花なら散るのが宿命。今日かも知れぬ、明日かも知れぬ吾が命。そろそろと覚悟が必要な時代になっているのかも・・・。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。