香川県地方は高気圧に覆われて晴れていた。明日も高気圧に覆われて概ね晴れるらしい。気温は11度から20度、湿度は84%から42%。風は1mから5mの西南西の風が少し。風があると肌寒い気がした。
今日は天気もいいので・・・ということで、塩飽本島に行くことになった。例の「法然上人の足跡探しの旅」の本島編。今日は奥方のけいこばぁもお弁当持参でくっついていくという・・・(^_^;)。
10時40分のフェリーに乗って本島に向かう。左上に見えるのが讃岐富士の「飯野山」。真ん中中央やや右上が「亀山城」、通称「丸亀城」。左下の親子は海の波を見て喜んでいる図。
フェリー乗り場でレンタサイクルを借りて二人でサイクリング。泊から小阪まで海岸線を走って・・・。着いたのは「阿弥陀寺」という小高い山肌にあるお寺。
ここには、法然上人爪彫りの名号石というものがある。これは舟をつないだ「舟つなぎ石」というもの。そこに上人が「これを私だと思ってくれと、爪でかいた「南無阿弥陀仏」のお名号らしい。のちに、ノミで追加彫りしたものだという・・・。
ついで行ったのが、泊にある「来迎寺」、ここも無住で施錠されていて、外観を眺めるばかり・・・。
ここで、海を眺めながらのお弁当。昨日の残りのお寿司やらタケノコの天ぷらやら・・・。
海の政所(まんどころ)、塩飽勤番所を通過して笠島地区へ向かう・・・。けいこばぁも、ここは何度か来たことがあるということで・・・。
これが笠島にある「専称寺」という浄土宗のお寺。法然上人が滞在した庵に代わって立てられた寺院だとか・・・。ここも無住で施錠されていてお参りは外からだけ・・・。ま、何度も中は拝見しているし。
その後、甲生地区にある「両墓制」を見る。咸臨丸に乗り組んだ「小頭・大熊実次郎」さんのお墓にもお参りしてきた。手前が遺体を埋めた「埋め墓」上に見える立派な石碑が「参り墓」二つあるので「両墓制」という、このあたりの風習・・・。
これが「小頭・大熊実次郎」の埋め墓。丁寧にお参りしてきた。
勤番所まで戻ったら、地元のおばちゃんに呼び止められて話し込むけいこばぁ・・・。
これが北海道木古内町から贈られた友情のチューリップ。木古内町は幕府軍艦咸臨丸の沈没した「終焉の地」。そこに町おこしで植えられたチューリップ。そこから贈られたもの。茎が長いのと、花が大きいのにおどろいた・・・。
14時15分の高速艇で島を後にした。空気は冷たいのだけれど、自転車で走ると少しばかり汗ばんだ・・・。
今日の掲示板はこれ。「三日月も ほんとはまあるい」というもの。 自分のことは見かけで判断されたくないけれど、人のことは見かけで判断してしまう、いけないことと分かっているつもりが、それを繰り返してしまう私たちである。「三日月もほんとはまぁるい」。欠けている部分は、人や出来事を色々な面から見ることができない「私」のことなのだろう。
こんなことばも添えてありました・・・。
―At times the moon appears as a crescent, yet its true shape is always round. ―
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。