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Channel: まほろば自然博物館
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春の日はとぼけ上手な人になる

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていたが、午後からは湿った空気や気圧の谷の影響で、次第に曇ってきた。気温は3.5度から13.8度、湿度は90%から58%、風は1mから5mの南東の風が少しばかり。明日の5日のさぬき市地方は、低気圧の影響で曇り、午前中は雨が降る見込みらしい。

 

 111/64/79 36.3c-97% 62.6Kg 19.8c-40%-1030hPa 体調に変化はない。

 

 奥方が、「500円貯金を農協の口座に入れておいて」「それに、この前の車検の修理費、立替えておいたから払って頂戴」「家の浄化槽の点検費用も払っておいて頂戴」と矢継ぎ早に言い残して出掛けて行った。

 

 郵便局で浄化槽の点検費を払おうと振込用紙を入れるが何回やっても入らない。そこで窓口で支払ってきた。スムーズにはいかないもんだ。で、私の口座から車検の追加費用5万円を引き出しておいた。なんだか計算が違うようだが。

 

 JA(旧農業協同組合)で、奥方の500円貯金を通帳記載してもらった。あれだけでも16,004円もあった。4月には我が家の建物保険が12万円もいるので、その足しにして頂戴というのだが、まるきり足しにはならんのだが。

 

 ま、そういう事務作業をやっておいて、今日は87番札所の長尾寺さんにやってきた。類に漏れず、ここにも人影がまるきりない。お遍路さんはどこに消えたのだ・・・。

 

 で、今日もお参りに来たのではない。こんなものができているというので調査にやってきた。

 

 これが「厄除け玉」というもので、納経所で授与している。1個200円、3個500円、6個1,500円。これに願い事や名前なんぞを書き込んで、

 

 この「開運石」にぶつけて壊して厄除けや悪縁を絶つし、悩みやストレスを打ち消すのだそうだ。うまく考えるものだ。で、こわれた玉は粘土製なので、しばらくすると土に帰っていくのだそうだ。

 

 このお宮さんは菅原道真公にゆかりのある建物なので、昨年に牛の奉納がおこなわれている。

 

 久々に来てみれば、トイレもきれいになって広々としている。お寺さんもなかなかに苦労している様子。

 

 そうそう、大師堂に、こんな張り紙がしてあった。ちなみに、四国霊場の各札所(お寺)には必ず、本堂と大師堂がある。ここは天台宗の寺院なので、中央には弘法大師、向かって右に天台大師、左に智証大師の三体の大師像が納められている。

 

 その大師堂の上の防鳥ネットの中に、何かのヒナがいて、しきりに鳴いているが、何の鳥かわわからない。時期的にツバメではないし、スズメにしては大きいし・・。

 

 その後、南の山道を走っていると、ふきのとうがあった。

 

 もう、すっかりとトウがたってしまっている。これをあちらで一つ、こちらで二つと拾ってきた。道ばたである。

 

 それを掃除しておいた。前回はワカメとの佃煮になったが、これだけあれば蕗味噌になるだろうか。

 

 今日の掲示板はこれ。「生きている この何でもないことに躓(つまず)かねば 幸せなんてわからないんだ」という浅田正作さんの言葉から。いつもの赤松先生のお寺の掲示板にあったもの。私たちは、朝、目が覚めて、顔を洗って、食事をして、その体が消化してくれて、トイレに行けて、歩けて、笑って、生きている。このなんでもないことには感謝もしなければ喜びもしない。「当たり前じゃないか・・・」と平然としている。でも、私のように、便が出ない、尿も出ないとなると大変だ。おなかがパンパンに張ってきて、呼吸ができない、動けない・・・などということになってしまう。なんで、この幸せに気づかないのだろうか。この幸せを知っているのは、「生きていることに、つまづいた人」、「あたりまえでない」と知った人・・・。「今がある」ということを自覚するのが下手な私たちだけれど、「今あるものの大切さ」に気づいて、これからを生きていきたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


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