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Channel: まほろば自然博物館
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蝉の声過疎の里にはちょうどいい

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 24日のさぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は24.2度から32.2度、湿度は80%から66%、風は1mから4mの東北東の風が少しばかり。明日の25日のさぬき市地方は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込み。

 

 102/62/79 36.0c-99% 61.4Kg 26.0c-67%-1010hPa 体調に全くの変化はない。

 

 あさっての7月26日が内科や泌尿器科の定期検診・予約診察日だが、当日の体重ばかりが気になるところ。朝方は体内に水分が溜っていて63Kgあたりになる。お昼前には62Kgになり、夕方のお風呂時期には61Kg台になるのだが。

 

 で、最近の宿題はこれ。観光ガイド用の防災マニュアル「安心安全ブック」の作成である。普通は地震・津波・火災なんぞの「防災マニュアル」になるのだが、観光ガイドには火災や津波はあり得ない。たまに雨や雷・崖崩れがある程度。

 

 だとしたら、私たちは安心安全かというとそうでもない。イノシシやサル、アシナガバチやらアブやブト、ハゼの葉っぱや水仙やらと、気がつけば周りは危険がいっぱい。それらを整理している。

 

 そうこうしていたら朝ドラタイムだが、今日は土曜日と言うことで朝ドラがない。

 

 先日に、目的地・ゴールであるはずの88番大窪寺にゴールインしたらお遍路は終わるはずなのに、なんで、切幡寺(四国霊場10番札所)や白鳥(しろとり)という集落に向かうのか・・・というようなお話をした。

 

 これが、そのお遍路の概略図である。オレンジ色や黄色が「白鳥道」というもので、88番札所総奥の院の「與田寺」や「白鳥神社」経由で四国霊場3番札所「金泉寺(こんせんじ)」に向かうコース。一方、緑のラインが10番札所「切幡寺」から9番、8番、7番、6番と逆打ちしながら3番金泉寺(こんせんじ)経由で1番札所の「霊山寺(りょうぜんじ)」に御礼参りするのだという話だった。なんで、わざわざ10番に行くのか・・という疑問が残った。

 

 実は・・・である。女体山にある88番大窪寺から進んで白鳥道を行くと水主神社・與田寺・田の口薬師・東海寺あたりは平坦地だが、大坂峠という魔の山がある。

 

 昔の山越えの狭くて急な坂道を登ることになる。ここを越えなければ阿波国の「番所」にいけない。そこを通過しないと阿波国には入れない。そういう関所があった訳だ。

 

 一方、緑のラインだと、ほぼ平坦地を歩いて、しかもここは阿波国に入っている。だから楽々と3番金泉寺までたどり着けたのである。そういうことで、大窪寺からは10番さん、切幡寺を目指したお遍路さんが多かったわけだ。

 

 とにかく、昔はというか戦後までは、多くの人々がこうした遍路道を歩いて旅をしたということである。

 

 今日は奥方がお休みなので、すごくおとなしいかき揚げ天うどんになった。

 

 時には、こうしたオーソドックスなおうどんもいいものだ。

 

 今日の掲示板はこれ。「ひと夏のいのちかぎりとセミが啼く」というもの。八月は「死」が身近な季節である。原爆記念日や終戦記念日、月遅れのお盆が八月であるからという以上の、死を身近に感じる季節である。この、生命の峻烈ともいえる季節に、ひときわ蝉たちは声高に啼き尽くし、叫び続けて死んでゆく。仲間たちはまだ梢にあるというのに、あるものは地面に落ち、狂ったようにもだえたかと思うとまた飛び立ち、再び地面に落下して死んでゆく。生命の烈しい燃焼と死の充実。あるいは生と死の落差にあらためて驚くということ。それを短い期間で気づかせてくれるということ。われわれが耳にする死の情報は抽象的なもの、頭の中だけの理解であることがしばしばである。けれども、蝉たちは身をもって教え示してくれている。これが現実であるのだと・・・。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


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