さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れている。明日もそのまま晴れるらしい。気温は25度から33度。湿度は78%から59%、風は1mから2m。日陰を探して歩くような一日だった。
今日は東讃教区の「夏まいり」が高松市御坊町の?松興正寺別院で行われるので、それに出かけることにしたが、今回は「まほろばさん」としての「お聴聞」。
これが「?松興正寺別院」。ここに着いたのが9時15分ほどだったので、運良くこの境内に駐車できた。勤行は10時からで、「和訳正信偈」。
僧侶の衣装で行こうかとも考えたけど、今回は「一門信徒」ということでの「お聴聞」としてのおまいり。「聴く」は自分から聴こうとすることで、聴診器を考えればいい。医師は、心臓などの音を聴きに行こうとしている。それに対して「聞」は聞こえてくること。新聞とか伝聞とかとじっとしていても耳に入るもの。それらを併せて、「お聴聞」とも言うらしい。
10時からの勤行。「正信念仏偈」を日本語訳した「和語」でのお勤め。その後、輪番さんの挨拶があったのだが、うまく撮影されていないので省略・・・・。なかなかに室内の写真撮影は難しい。フラッシュ・・・というのは届かない距離だから。
今日のご法話はFBF(FaceBook友人)の大道さん。一度、じっくりとお話を聞いてみたいものだとやってきたという訳。私は「今日の法話は自分の法話に利用できないか?」という思いでお聴聞をしてきたのだが、阿弥陀さまのお救いの方法と手段を切り絵を使って説かれる法話を聞きながら、次第に自らの身勝手な聴き方が間違っていたのかなぁと思ってしまった。
でも、私は、会社時代から、当時の社長だった真藤恒さんから、やかましく、『習って覚えて真似して捨てる』と教えられた。それはそれでいいと思うのだが、「そんな、お聴聞の姿勢ではだめだ」と言われた師匠の言葉も重い・・・。「説教師の姿勢を正さねば・・・」という指摘も胸に残っている。
時期に合わせて、こんな言葉を探してみた。今日も気温が39度を超えるところがあったように聞いた。「気ひとつ あついと思えば なお暑い」というもの。いや、最近の気候は・・暑いと思わなくても暑いのだが、この猛暑でも炎天下で作業をされている方もいるのだから、やはり気力で、お仕事だと割り切って、給料のためだと割り切って、気分一つで頑張っていることなんだろう・・・と、思うと、気楽に「暑いですねぇ」などと行ってはよくないような気がする昨今である。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。