Quantcast
Channel: まほろば自然博物館
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

つわぶきの 黄色に虹の かかる島

$
0
0

 さすがに、昨夜はバタンQ・・で、みんな、8時半には寝てしまった。前日の車中泊がこたえたようだし、今朝は6時起きで7時出発ということもあって・・・。

 

 で、今日は7時過ぎにホテルを出て・・「屋久杉ランド・トレッキング、180分コース」にチャレンジ。一般のお散歩コースだというので、のこのこと付いて行ったのだけれど・・・。それだし、「たかが杉林でしょ・・・」という気持ちもあったし・・・。

 

 ところが、車で1時間も山道を走って到着したのは高い山の頂上部に近いところ。そこから、最初は遊歩道が整備されていて、歩きやすくて、こういう杉の大木に「すごぉぉい」とか「これは圧倒されるあなぁ・・」と、わいわいと言うておったのだけれど。

 

 30分コースが過ぎたあたりから、アップダウンがきつくなり、けいこばぁが用意してくれた、トレッキング・シューズが鉛の靴になり、鉄下駄になってきて、足があがらなくなってきた。まさか、靴を脱いで歩くわけにもいかないし、ここでギブアップをするわけにもいかない。誰も助けには来てくれないのだから・・・。

 

 最初の30分ごろまでは、わぁわぁ・・というていたのだが、やがてのことには、古代杉にも慣れてきて、ただ、足下を見つめて歩くばかり・・・。行けども行けども・・・山道のアップダウンの連続・・・。意地悪をして、わざと山道を上下にしているのじゃないのかと思うばかり。このころには遊歩道はなくなって、木の根や岩伝いに歩くことに・・・。

 

 こういう遊歩道が出てきたら安心安心と思った瞬間・・・・。

 

 この仏陀杉の裏側で足を滑らせて転落・・・・。ま、幸いにけがもなく済んだけれど。ひやっとしたことだった。およそ、2時間半。11時前にはゴールして、おもわず、やれやれ。まさに「お化け屋敷」みたいなもので、最初は、「わわわ・・」「ぎゃぁぁぁ・・」というていたが、やがてにはうんざりしてきて、出口を出たら、「なんだ、こんなものか・・・」みたいな印象。

 

 その後、「屋久杉自然館」というところで休憩しながらお勉強。この屋久杉は年輪が詰まっていて、非常に固いそうで、何百年も腐らないのだそうだ。普通の杉とはまるで違う素材。

 

 だから、これを薄く割って、「平木:ひらぎ」にして、屋根を葺くと300年は腐らないというので、江戸時代には、多く切り倒され、これを平木にして背負って山出ししたそうだ。この平木2310枚で米一俵と交換されたそうだ。

 

 その自然館の近くにあった「杉の茶屋」というお店でお昼になった。思い思いにカレーライスとか日替わり定食とか注文したが、私はいつものおうどん。

 

 今日はよく歩いたもので、「うどん定食」をお願いした。750円だった。おむすび2個付きとおつけものなどがセットになっている。食べた瞬間に「あ、さぬきうどん・・・」と思った。さぬきの冷凍うどん「カトキチ麺業」のおうどんだなぁと思った。

 

 かまぼこと、アジ節入りのおうどんだった。こんなところで、さぬきうどんとは・・・と思ったことだった。

 

 帰りにスーパーに寄ったら、案の定、カトキチの冷凍うどんが売られていた。

 

 あと、千尋(せんぴろ)の滝や付近の観光をしながら、夕食の食材の買い出しをして、15時過ぎには宿舎の「屋久島グリーンホテル」に戻って来た。

 

 これがホテル前にある、ガジュマルとつわぶきの花。これらとクワズイモや、シダ類が印象的な島である。

 

じゃぁ、また、明日、あえると良いね。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3558

Trending Articles