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Channel: まほろば自然博物館
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一日が あっという間だ 藪つばき

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて、概ね晴れていたが、午後からは寒気の影響で雲の広がっている所が出てきた。気温は1度から8度、湿度は62%から52%。風は2mから4mの西北西の風が少し。明日の12日は、引き続き高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みらしい。

 

 今日はさぬき市観光協会が行っている「おへんろつかさ養成講座」の閉講式の日。8時半に、さぬき市前山地区にある「おへんろ交流サロン」にやってきた。9時からが講義。

 

 今日は香川大学の教授お二人からの講義で、大賀先生からは「四国遍路は人生のたとえ話」という講義。「人生は谷あり山あり・・」とか「雲のように悠然と・・」とか云われるように人生は旅、お遍路も旅・・・みたいなお話。四国遍路の旅から人生のたとえ話を学ぶ・・・という講義だった。

 

 二講義目は、稲田先生から「納経帳に見るお遍路の旅行」というテーマで、江戸時代末期から明治初期におけるお遍路の旅程について、納経帳から旅のルートを探るものだった。その時期、土佐藩・宇和島藩ではきびしくお遍路の通行を禁止した。その理由とか、お遍路の行程を考える講義だった。

 

 その講義が終わると閉講式。主催者挨拶とか市長さんのお話があって、修了証書が授与された。

 

 ちなみに、スーツ姿の男性が授与する側で、黒い女性が授与される方。

 

 これが修了証書。記念品に、講師の先生が推薦していた「四国遍路」という岩波新書がプレゼントされた。

 

 その後、実行団体である「おへんろつかさの会」の活動状況なんぞの紹介があって、その会に入会して、今後とも研究したり、活動したりすることにした。年会費は1000円。ま、よほどのことがない限り、受講生は、その会に入るものらしい・・。この7回の講義をうけただけで、観光ボランティアができるようになるわけでもない。

 

 この名札も返却して、4月からは違う名札になるらしい。

 

 閉講式の後の意見交換会では、おはぎとコーヒーが出されたが、どちらも苦手なものだから、そこでは食べずに、戻る途中のここに寄った。さぬき市長尾東にある「うどん亭いわせ」という一般店。

 

 時間は13時半を過ぎていたが、いつもの「しっぽくうどん並」550円をいただいた。一般店のおうどんはいつ食べても味が一定なのは安心できる。

 

 13時半を過ぎると、多くのお店はお客さんがいなくなる。そういうことで、ゆっくりとおうどんを食べる事ができた。どうしても、セルフのお店などでは、おうどんを流し込む・・・というようになってしまいがち。

 

 ということで、一つのミッションが終わって、来週は「英国士官レキ研究会」の総括編。

 

 今日の掲示板はこれ。「「寒いね」と話しかければ「寒いね」とこたえる人のいるあたたかさ」という俵万智さんの短歌である。人生、それなりに長い年月を生きていると、どうでもいいことに有り難さを感じたり、当たり前のことに優しさを感じたり、求めてもいなかったことに恋焦がれたりするものである。寒い時に、「寒いね。」って同意してくれる人がいることって、とても素敵なことだし、有り難いことだとおもう。どんなささいなことでも、同意して、共感して、肯定してくれる人がそばにいるっていうのは、ありがたいことなぁと思う今日、このごろである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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