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Channel: まほろば自然博物館
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薄曇り あじさい園でも 見てくるか

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 さぬき市地方は薄雲が広がっているが、高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は18度から28度、湿度は86%から65%。風は1mから2mの東北東の風が少し。明日の16日は、引き続き高気圧に覆われて晴れるものの、気圧の谷の影響で昼過ぎから雲が広がる見込みらしい。

 

 我が家の横の水路脇に草が伸びてきたので、ボランティアで草刈りをやっておくことにした。

 

 南側の水路も・・・。我が家の敷地の範囲は80mくらいである。だから、左右を刈り払うと160mほどになって、時間はおよそ50分。

 

 この水は「弥勒奥池」に流れ込み、富田中村一帯をうるおす農業用用水となるらしい。昨日から水が流れなくなったので、これ幸いと草刈りになった。ここに水が流れていると長靴で水の中での草刈りはなかなかに難しい。

 

 で、食後はどこに行こうかと考えたが・・・長尾町を南下して・・・前山ダムから多和地区を経由、大窪寺に抜けてみた。たいした目的があった訳ではない。

 

  その昔・・私がまだ小学生の頃・・・昭和30年代前半には、四国霊場88番札所大窪寺の門前にはきたない農家風の萱(カヤ)葺き屋根の建物がぽつんとあった。遍路宿とも木賃宿とも言われていたが、お遍路さんが寝泊まりする家だったが、土間があるばかりだったように思う。そこでたきぎを燃やして夜を過ごしていたのだと聞いた。

 

 その後、それを取り壊して、このような土産物屋ができた。昔も、こんな屋根の建物だった。これが四国霊場88番札所大窪寺前の最初の土産物店「八十八(やそば)庵」になった。戦後、人々の暮らしが落ち着いてきて、お遍路ブームがわき上がってきた頃。観光バスやら自動車でのお遍路も盛んになった。

 

 その後の「第一次うどんブーム」にも乗ってお店は繁盛し、近くにお店も次々とできた。だから、お店を東に増築してうどん席を大幅に広くしたし、裏手には宴席もできる部屋も作った・・・。この頃は、まだ、茅葺き屋根のまんまだった。

 

 近年になって、屋根が瓦葺きになっている。民主党の菅さんも鳩山さんもやってきておうどんを食べた。まだ、野田さんは来ていないみたい。それどころじゃなくなってしまったみたい。

 

 この裏手の山に、しゃくなげ園があるが、時期は終わったみたい。こんどはあじさい園だな・・・ということで、あじさい園に向かってみた。

 

 山の入口には、こんな看板がある。八十八庵の方に言えば「入園券」を渡してくれる。

 

 これが無料入園券である。八十八庵さんが手入れや管理をしているのだから、ご挨拶をしてからあじさいを見せていただきたいものである。私はおみやげを少し買ったが、何も買わなくても入園券はくれるみたい・・・。

 

 アジサイは途中の山道にもいくらかはあるが、本当のあじさい園の入口にはこんな箱があって、入園券を投入する。

 

 そのあたりの山肌に1500本のあじさいが植えられているそうで、多くの観光客やおへんろさんで賑わっているが、少し山奥にあるせいか色づきが遅いように思った。全体に花がまだまだ・・・というところ。

 

 日当たり部分は相当に色づいてきている。

 

 午後からは、ねっとりとした空気がまとわりつくような風がゆるやかに流れてくるようになった。

 

 今日の掲示板はこれ。「言わないで後悔することが 一番よくない」という吉永小百合さんのことばらしい。言わないですむたくさんの言葉がある。だけど言わないとわからないたくさんの思いもある。言ってもどうしようもない言葉がある。だけど言わないでいると少しも前には進めないこともある。言って後悔する言葉がある。だけど言わないで後悔する方がもっと悲しい。簡単で難しいのが言葉。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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