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Channel: まほろば自然博物館
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元日も 昨日と同じ ことをする

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 さぬき市地方は冬型の気圧配置が強まっているため、雲が広がり、雪や雨の降っている所があるらしい。気温は2度から3度どまり、湿度は72%から54%、風は3mから10mの西北西の風が吹き荒れて冷たかった。明日の2日は、引き続き強い冬型の気圧配置となるため雲が広がり、雪の降る所がある見込みらしい。

 

 今朝の目覚めは七時半。もっとゆっくりと寝ていればいいようなものだが、あんまりよくない夢を見そうで起きてしまった。外はあられのような粉雪状態・・・。

 

 まずはお内仏にご挨拶をしてから朝食。いつもは朝食タイムはないのだが、お正月だけはなぜか朝食がある。

 

 朝食たって、こんなものだ。

 

 さぬきのお雑煮は有名な「あん入り丸餅の白味噌仕立て」。もちろん、私はそんなものは食べない。お味噌汁だけをいただくことにしている。要するに「甘い物」は頂かない。だから、コーヒーも紅茶もお菓子もぜんざいも頂かない。ま、いわゆる「辛党」ということ。

 

 ま、一応・・・おせちみたいなものは並んでいるが、どうにもこうにも、こういうものは口に合わない、舌に合わない、好みに合わない・・・。

 

 迷犬ごんの散歩に行ったら、徹夜組のおこもりの人がいる。初詣に来られる方のお接待要員らしい。車の屋根に粉雪が積もっている。聞けば、コーヒーとかお茶とかみかんとかお菓子などのお接待があるらしい。時節柄、甘酒とか日本酒とかのお接待はないらしい。ここのお不動さんは霊験あらたかで、受検とか就活とかにも効き目があるらしい。あるらしいが、親戚あたりでおかげをいただいた人は誰一人としていない。

 

 母のさっちゃんがいた頃には「初詣に行こうでぇ」とかと言うので運転手を務めたが、案外と私は不信心・・・。神社に行っても狛犬を撮影したりしている。ここにも大勢の初詣の人が・・・。車を停めるスペースを探すほど。

 

 ついでにマイコン坊主さんのお寺「徳勝寺」にも車を停めたが、山門からの合掌礼拝のみ。境内にも周辺にも人影はない・・・。

 

 通りすがりの神社前でも車を停めたが境内には入らない。こうした神社には初詣の人が多い。若い方でも律儀にお参りをしている。

 

 ところが、こと真宗寺院になると人影は全くない。

 

 さぬきの妙好人「庄松(しょうま)さん」にもご挨拶をしてきた。

 

 小砂説教所跡、庄松同行墓所に行っても人影はない・・・。人がお参りをする条件というものがあるんだろうか。真宗の人でも、12月にはクリスマスを楽しみ、暮れには除夜の鐘を撞いて、元日になれば神社に初詣に行くのだろうか・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「今日は私に残された人生の最初の日である」というアメリカの格言から。映画「アメリカン・ビューティー」でも使われた言葉で、米国の薬物中毒患者救済機関の設立者、チャールズ・ディードリッヒの言葉だという。人は常に死に向かって生きていて、人生の残りは減っていく一方で増えることは決してない。それでも、その残りいくばくか、自分自身には知る術のない残りの時間だったとしても、今日という日がそのスタートなのだ。どれくらいあるのかわからないと嘆くよりも、今日からすべてが新しい始まるんだと思える言葉である。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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