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Channel: まほろば自然博物館
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ひっそりと つかの間だけの 松飾り

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていたが、気圧の谷の接近で夜には雲が広がるらしい。気温は5度から11度、湿度は82%から66%と暖かい午前中だったが、午後からは冷たくなってきた。風は1mから3mの北東の風が一時、強かった。明日の6日は、低気圧や前線の影響で雲が広がり、昼前から夕方にかけて雨が降る見込みらしい。

 

 さて、この日曜日の11日に、この集落内にある「山の神さん」の掃除と例祭があると、当番さんがやってきて連絡があった。で、私はまたしても「しめ縄造り」を仰せつかった。たぶん、今後も、そうなるのだろう。

 

 昔は煮炊きや風呂なんぞのたきぎや薪(マキ)を取るために山に入ったり、植林や伐採の山仕事をするので、「山の神」さんをおまつりしたのだろうし、秋の収穫が終われば、「田の神」さんは「山の神」として山に帰ったという。昔はここに本殿や拝殿があったらしい。礎石が今も残っている。

 

 近年になって、本殿は新しくしたものらしいが、拝殿は再建されなかったらしい。このしめ縄3本を新しく作り直すのが私のお役目らしい。秋の例祭にも私が作ることになって慣れない手つきで作ったもの。

 

 弟の「よっくん」宅で稲藁はもらってきた。

 

 これを木槌で叩いて柔らかくするのだが、そんな木槌など今はない。そこで金づちで叩いてみたが、あんまり効果はないみたい。なかなかに柔らかくはならない。

 

 で、軸だけを残して葉っぱの部分を掃除して外す。これを昔は「そぐる」と言った。すごくとかと似たような意味か。

 

 こうして稲藁(いなわら)を左右の手でもむようにしてねじり上げていくのを、「縄をなう」という。これが簡単なようでなかなかに難しい。2本に分けたわらを、反対方向に回転させながらねじり併せていく。ちからもコツもいる作業である。

 

 で、古い物を参考にしながら練習してみた。まぁまぁ、なんとか、なるかも・・・。

 

 午後からは、県立図書館で借りてきた本を開いたけれど、やはり、どの本でも、塩飽本島の笠島浦に到着した日(建永二年(1207)3月26日までは記録されているが、それから先の日付はどこにもない。そして、承元元年(1207)12月8日に勅免の記録までが空白となっている。

 

 法然上人の流罪は8ヶ月余りだが、その8ヶ月間は何故、記録されなかったのか。どこで何をしていたのだろうか・・・・。

 

 明日には再び、香川県立図書館に行って来なければ・・・と考えている。どうせ、明日は雨になりそうなことだし・・・。

 

 今年の香川の三が日の人出の集計値が四国新聞に掲載されていた。今年は元日は冷たい風が吹き荒れたし、2日には粉雪が舞ったこともあって、各地で大きく人出が減ったらしい。元気だったのは「こんぴらさん」くらいなもの。

 

 4日になって、暖かくなって人出が増えたらしいが、この頃には帰省が始まっていたから、参詣者増加には至らなかったらしい。

 

 今日の掲示板はこれ。いつもの赤松先生の字である。「今年こそ自分と向き合おう」というもの。「今年こそ」というのが力強い。「自分と向き合おう」と言うこと自体が難しいと思えるのに、「今年こそ」と言われると、真剣に今年こそ自分と向き合わねば・・・」と思ってしまう。私ごとながら、昨年は二月の初めから左目が霞み始め、四月にはほぼ見えなくなり、10月には失明状態になった。だから、なにもかもが中途半端で終わってしまった。だから、今年は大変だぞ・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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