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アジサイの その明るさが 欲しいとき

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 さぬき市地方は高圧部に覆われて概ね晴れていたが、気圧の谷の影響で昼過ぎから雲が広がってきた。高温が予想されるため、熱中症など健康管理に注意してくださいと気象台では呼びかけている。気温は19度から31度、湿度は81%から54%、風は2mから3mの南の風が少しばかり。明日の14日は、梅雨前線の影響で雲が広がり、明け方を中心に雨が降る見込みらしい。

 

 朝方、町内にある「みろく自然公園」内にあるロータス・ポンドを見に寄った。ここは鉢植えになったハスがたくさん並べてあって、品種などもわかるようになっている。

 

 その後、トイレ休憩に寄ったのが、さぬき市長尾東にある「亀鶴公園の花しょうぶ園」。朝早くに、こうしてお年寄りたちが花の終わったものを一つ一つ摘み取っている。お世話役も大変だ・・・。

 

 そこから山道に入ったら・・・。おさるの軍団が散歩中・・・。

 

 お母さんザルが子ザルをおしりに乗せての移動中・・・。ほほえましいといえば聞こえはいいが、カメラを向けても急ごうともしないのは可愛くない。

 

 行基苑は香川県さぬき市昭和の「福祉の里」内にある老人福祉センターとして建てられ、「空(から)風呂」を活用して老人の憩いの場となっている。このあたりには各種施設が多く、あじさい園は、この福祉の里にあって「四国の道」沿いに作られた紫陽花公園である。施設の建物の間に有ることと福祉車両が頻繁に通るので、迷惑のかからないように利用したいもの。

 

 近くには、川上古墳・空風呂・稲荷山古墳・鍛地池(静薬師:静御前のお墓)・熊田池(木が小さいけど紫陽花が咲いている。)・行基堂など歴史的史跡が多くあることでも有名。

 

 老人福祉センター「行基苑」の敷地内になるアジサイ園では、6月初旬から7月中旬にかけて約800株のアジサイが花開き、園内を彩る。梅雨の時期のアジサイは趣があり、毎年大勢の見物客が訪れるという。

 

 で、今日は、「おへんろつかさの会」の役員会。議題は、会員への連絡方法について。往復はがきで行事の案内と参加希望の集約を行っているが、経費節減の目的で、WordPressやメーリング・リスト、ホームページなんぞを活用したいのだが、パソコンもスマホも使えない人や電話だと忘れる、メールだと読まない・・・などという人がいるという事実。確認のためと備忘録のためで往復はがきが有効という説もあって、進歩はない・・・。

 

 会社でさんざん、パソコンやメールを使ってきたのだから、退職後は、そういうものから開放されたい・・という人も居て、話は前に進むどころか、バックしてしまう・・・。

 

 活動計画にしても、こちらを立てれば相手が立たない・・・ということで、三すくみ、四すくみ状態で、前にはなかなか進まない。電話連絡するには200人近い会員に電話をするのも大変な稼働が必要になる・・・。

 

 結論らしき結論も出ぬままに時間切れ解散。ちょうど、バスを待っていたお遍路さんを乗せてあげて、道中、おへんろ談義に華を咲かせながら、大窪寺の門前までお遍路さんを送り届けた。川崎市からのお遍路さんだった。

 

 私は、いつものここでお昼になった。大窪寺門前にある「八十八庵」である。10日に来たばかりだったが、ここのアジサイの様子を見に来たもの。

 

 で、この前と同じ「団蔵うどん」。麺が細めの夏の風物詩である冷やしうどん。今から約40年前に、 今は亡き歌舞伎役者『市川団蔵』さんが、四国霊場八十八ヶ所巡礼の旅を終えた後、このお店に立ち寄り、 このうどんを食べて、「こんなうどんは今までに食べたことがない。 はじめて、うどんの味がわかりました。」と感嘆したことから「市川団蔵さん」を偲んで「団蔵うどん」と名付けられたもの。讃岐うどんにしては細麺過ぎるほどの細さの上品なおうどんである。これで700円。なお、その後、団蔵さんは瀬戸内海に身を投げて姿を消してしまった。そういう、おうどんなのである。

 

 今日の掲示板はこれ。「自分というものをよくとらえないと 自分が生きていく方向が決まりません」という映画監督・新藤兼人さんの言葉から。母校の石内小に、新藤さんが卒業式に寄せた祝辞が残っている。「自分というものをよくとらえないと、自分が生きて行く方向が決まりません」。700字足らずの原稿に「自分」という文字が15回も顔を出す。悩み、もがき、追い込まれるたび、原点に立ち返ってきた。自分は何者か、何がしたいのかと。一世紀に及んだ人生の自問自答は、土壇場の日本でひときわ光を放つ。平成24年(2012)5月29日没。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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