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Channel: まほろば自然博物館
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睡蓮の その張り切りように 励まされ

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 さぬき市地方は梅雨前線の影響で雲の広がっている所があったが、午後からは高気圧に覆われるため晴れてきた。高松気象台では高温が予想されるため、熱中症など健康管理に注意するように呼びかけている。気温は20度から31度、湿度は98%から50%、風は1mから3mの南西の風が少しばかり。明日の13日は、引き続き、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 香川県のアジサイの名所を探したら、こんな画面が出てきた。これは古い情報だなぁと思いつつ、この「勝名寺」を訪ねることにした。高松市西植田町である。

 

 ここは「花の寺」として有名なところ。5月のつつじ、さつき、6月のあじさい、7月の蓮と睡蓮、10月には萩の花が咲き乱れる・・・。今の時期には、あじさいが20種類1,500株があるという。詳しい数は数えられないからわからない・・・。

 

 とにかく、お寺の東から南に掛けてはアジサイ畑。確かに本数はすごいと思う。ちなみに、香川県第1位は、讃岐まんのう公園の40種2万株、2位は善通寺の出釈迦寺で1万株、3位は観音寺市の粟井神社の3,000株、4位は三豊市の紫雲出山の2,000株、で、5位がここ勝名寺の1,500株と八十八庵の1,500株・・・らしい。少し古い数字だから確証はない。

 

 とにかく、本堂にお参りをしておかねばと、駐車場から本堂に向かう。なんまんだんぶ。

 

 すると、いきなり、こんなものが・・。梵鐘。釣り鐘である。それと本堂の鬼瓦らしい瓦の数々・・・。

 

 こちらが、鐘楼である。

 

 こちらが本堂である。「不動山勝名寺」といい、真宗興正派の寺院さんである。

 

 こちらが、「寺務所」で、しっとりと落ち着いた気分のお寺さんになっている。

 

 上の駐車場から見た、鐘楼・寺務所・本堂などの位置関係。

 

 道路脇のお堀には睡蓮の花が咲いている。

 

 ここの睡蓮は黄色いなぁと思ったことである。

 

 駐車場には入れ替わり立ち替わり乗用車がやってきて、家族連れやおばさまたちがやっては来るが、どなたも本堂にはお参りには下りていかない。ま、真宗寺院というのは門徒さん以外は立ち入れないような雰囲気があるのは確か。本堂のお扉が少しでも開いていれば、気分的にも楽になるかなぁとは思ったりする。

 

 でも、ここは、広い駐車場に休憩所やトイレなども整備されていて、お参りはしやすそうなお寺さんだなぁと思うことである。

 

 今日の掲示板はこれ。「この泥が あればこそ咲く 蓮の華」というもの。「この泥が あればこそ咲け 蓮の花」と詠んだのは与謝蕪村。似たような句である。「蓮の花」は 泥の中に根付くというか、泥がなければ根付かない。泥の中であろうと 澱んだ水であろうと、蓮は、澱んだ水を突き抜けて水面に花を咲かせる。ひとの世も同じ。この世は「泥」、澱む水は人々。そんな「泥の世」で、「よろこびの華」を探すことは容易なことではないが、泥の中だからといって後ずさりし、ひるむのではなく、怠らず、たゆむことなく励んで、力を超えたところの力が与えられることを信じ、自分を信じ、自分を支えてくれる周りの人々を信じ、ただひたすらに「生かされている」ことを感謝しながら生きてゆきたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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