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Channel: まほろば自然博物館
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半夏生 折り返し点で 立ち止まる

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  さぬき市地方は梅雨前線の影響で雲が広がり、雨の降っている所があったらしい。気温は20度から26度、湿度は90%から64%、風は1mから4mの南南東の風が少しばかり。明日の3日は、梅雨前線の影響で雲が広がり、未明は雨が降る見込みらしい。

 

 今日、7月2日は、讃岐では「うどんの日」である。毎年7月2日頃に暦の上の「半夏生(はんげしょう)」が来るが、この日を「うどんの日」と1980年に香川県生麺事業協同組合が決めたらしく、以来「半夏生」の日が「うどんの日」になっている。「半夏生(はんげしょう)」は夏至から数えて11日目。

 

 毎年7月2日頃から七夕(7月7日)頃までの5日間が半夏生となる。農家においては田植え終了の目安の日で、半夏生のころは、天から毒気が降るという言い伝えがあり、井戸に蓋をしたり、酒や肉を断ったり、野菜や筍を食べるのを控えたりする風習が各地にあった。「半夏半作」と云われて、この日以降に植えた稲は半分しか実らないとも言われた。讃岐地方の農家では半夏生のころ、田植えや麦刈りが終わった労をねぎらう為に、うどんを打って食べる風習があり、それにちなんで「うどんの日」の由来となったという。

 

 「半夏生」は「1年の真ん中」という意味もあり、 1/1~12/31の1年の、真ん中ということで「7月2日」のことが多い。「7月1日」になることもある。この草は、その頃に咲く花というか葉であるから、「半化粧」(はんげしょう)とか「片白草」(かたしろぐさ)と呼ばれる。これは葉の半分ほどが白くなることからである。

 

 ということで、今日は久々におうどん。「温玉肉ぶっかけ小の冷や」を注文した。冷やの場合、麺が少々硬く感じるが、それは仕方が無い。温泉たまごやおろし大根などでおいしくいただいた。480円だった。

 

 讃岐では、うれしいにつけ、かなしいにつけ、ことあれば、おうどんだった。人が集まればうどんだった。今日は讃岐各地でうどんが無料で振る舞われたらしい。

 

 さて、気分転換に、またしても香川県立図書館へやってきた。来週はまたしてもバタバタとするので、借りていた本を返却しておきたかったからである。ここのアキニレの若葉もすっかりと夏色に染まってきた。間もなく賑やかなセミの鳴き声が響き渡るに違いない。

 

 今回もまた、5冊の本を返却して、5冊の本を借りてきた。今度は中身がすっかりと異なったもので「民衆史」と呼ばれるもの。一般民衆の闘争の歴史とか文化の話とか・・・。山下先生は原水禁の闘争家だった人、一方の木原先生は香川大学の教授を務められた方。それぞれの味がしみこんだお話が満載である。

 

 ま、仏教でも民衆史でも同じ事で、「人間はどう生きていくべきか・・・」ということなのである。それを宗教的に考えるのか、歴史的に考えるかの違いなのである。

 

 さてさて、カレンダーも半分が過ぎてしまい、いよいよ夏らしくなってきた今日このごろ。あれこれと引き受けていたお仕事が迫ってきている。これらを粛々とこなしていかねばならない。とりあえず、21日までは予定がいっぱい・・・。

 

 ま、適当に息抜きもしながら、夏に向かっての助走が始まる。

 

 今日の掲示板は・・・どちらにしようか。「命には所有権もなく価格もつけられないからこそ尊いのです」というもの。これまた、意表を突くような言葉。ググってみても出典も出拠もわからない。「いのち」の所有権とか、「いのち」の価格・・・というのは民事裁判を連想するんだけれど、この場合にはそういう話ではない。命の大きさとか、いのちの重さとか、いのちの形とか・・・、とにかく、そういうものではかることができないから、いのちって、尊いのだと思うし、それぞれに違っているからこそ、尊いものだとも思う・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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