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蝉の声 消えて台風が 来るらしい

 丸亀地方は、台風第11号が北上し四国地方にかなり接近するため、雨や風雨となり、夕方からは非常に激しく降る所があるらしい。香川県では、16日夜のはじめ頃から17日昼前まで暴風や高波に警戒するよう呼びかけている。気温は24度から27度、湿度は80%から78%、降雨量は1mm/hから4mm/hの弱雨、風は4mから8mの北東の風が吹き続けている。明日の17日は、台風第11号の影響で雨や雷雨となり、朝にかけては非常に激しく降る所がある見込みらしい。

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  朝から風が吹き荒れ、小雨も降っているのだから、ゆっくりと寝ていればいいものを、外が明るくなれば、どうにも寝ていられない性分だからどうしようもない。だから、5時過ぎから起き出してしまった。起きたからと云って、することは何もない。

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 起きてしまったら仕方が無い。テレビを見たり、ネットをみたりするくらいしかないが、それでも起きて、朝食の準備をしたり、洗濯物を部屋干ししたりと雑用をこなしておく。

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 9時過ぎからマイボートの点検に行ってきた。ロープの緩みや外れがないかの確認やら結び目の確認などをやっておく。自分の船なんぞどうでもいいが、お隣さんの船を傷つけたら大変だ。その一点だけに集中する。こういう狭い場所だけに、少しのロープの緩みが相手船を傷つけてしまうことがある。自動車の傷とは違って、船の傷は沈没にもつながってしまうことがあるだけに慎重でなければならない。

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 フェリーの乗り場も閉鎖されている。これでこの島は完全に孤島となってしまっているし、私たちは「孤立」しているということになる。

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 港付近のゲートは完全にとじられているが、この程度の高さで、高潮が防げるものなんだろうかと気にはなる高さである。

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 そうこうしている間に、後部車輪がパタパタ・・・と言い出した。パンクしたらしい。軽トラックも古いし、乗ったら乗ったきりで管理もメンテナンスもしない車だから傷み放題。見れば、ばっさりとタイヤが裂けてしまっている。

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 小雨が降っていたが、タイヤの交換をしておく。こんな時だから、何が起こるかわからない。

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 とにかく、車は動くようにしておかねば・・・。

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 午後からは波も高くなってきたし、風も強くなってきた。こういう天候だから、石屋さんも工事関係者の方も島を出てしまっているし、船が動かないのだから、島にやって来る人も居ない。お年寄りたちは雨戸を閉めて家に引きこもってしまっている。沖には船の影は一つも無い。

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 台風は四国を目指して北上している。このままでは、しわく広島の真上を通過しそうな気配でもある。

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 フェリー乗り場のゲートもしっかりと閉じられている。私も当分はこの島からは出られない。

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 ときおり、漁師さんが船の点検にやって来る。

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 潮加減に応じて、ロープを締め直したりする。漁師さんにとって船は商売道具だし、生活の必需品。これが傷ついたらたちまちの生活にも困ることになる。

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 今日の掲示板はこれ。いつもの赤松先生のお寺にあった言葉で、「針を踏んで痛む足が蟻をつぶして平気だ」というもの。「クギを踏んで痛む足が、アリを潰して平気で、身勝手な被害者」というものが出拠だと思う。「アリを踏まずになんて、そんなことをいちいち気にしていたら歩けない。それは仕方がないことだ」と思うものだが、その「仕方がない」「しょうがない」という自分の思いこそが、自分を正当化し、自分を中心にしてしか物事を受け止めていない自分の身勝手さの象徴ではないかと云うているのである。人が生きるということは、多くのつながりの中に生きていて、他の人や動植物、自然にも迷惑をかけながら、しかも傷つけながら生きているのだということ、そういう自分の身の事実を見つめ直すことの大切さを噛みしめたいものである。

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じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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