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Channel: まほろば自然博物館
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駆け抜ける 木の葉落ち葉の 速いこと

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は7度から15度、湿度は86%から67%。風は1mから2mの北東の風が少しばかり。明日の15日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、昼前から昼過ぎを中心に雨が降る見込みらしい。

 

 冬日和の気持ちのいい朝になったので、初冬の風景でも撮ろうと、わが家から、四国霊場88番札所大窪寺まで出かけ、そこから、今度は87番札所長尾寺まで下ってきたが、冬の風景は難しい。帯に短し襷に長し・・・。

 

 奥方の買い物を済ませて帰って来たら、いるわいるわ・・・。ウジャウジャとニホンサルの群れが・・・。

 

 最近のサルどもは人間さまに慣れきっていて、カメラを向けても動じない。声を掛けても知らぬ顔。「それがどうしたんじゃい・・・」みたいな顔をしてにらみつける。

 

 わが家に戻ってみれば、さっちゃん農園の奥に大きなサルが二匹。しきりに何かを食べている。声を掛けても素知らぬ顔。

 

 菜園の中に入ってみれば、これ、この通り。白菜は跡形もなく食べ散らかしてあるし、

 

 ほうれん草は葉っぱを引きちぎって食べ荒らしている。ダイコンやカブは引き抜いてかじってある。サルは網を越えて飛び出して、近くの木の上から眺めている。

 

 山にあるものは自然の物、自然の物はみんなのもの・・・みたいな感覚だろうか。俺が食べて何が悪い・・・というような目つきでにらみ返してくる。春先の山野草採りの中年夫婦みたいで、「山にあるものを採って何が悪いんや!」みたいな目つきがきつい。

 

 そこで、ジェット花火を数発打ち込むと、大慌てで山の中に逃げ込むが、やがてのことには、また、舞い戻ってくる。で、花火で追い返す・・・。それの繰り返しだ。

 

 布団を干しながら菜園の中を監視したり・・・

 

 ホームページの更新をしながら、チラチラと菜園をのぞき込むが、それでは作業が少しもはかどらない。向こうは軍団で、ボスが指示しながら、数匹ずつが波状攻撃してくるのだからたまらない。こちらは空砲しかないし、自由に木から木へとは飛び移れない。

 

 今夜、奥方が戻ってくると雷が落ちる。でも、いくら怒っても仕方がない。24時間の監視はできないし、このあたりのご近所さんも、とっくに野菜作りはあきらめている。ところが、うちの奥方はガンとしてやめようとはしない。そこが問題だ。

 

 それだし、明日は火曜日で納め札調査でお出かけだし、明後日は定例の県立病院の予約診察日。そうそう、野菜畑の監視ばかりもしていられない。二日も留守にすれば、小さな野菜畑は全滅だ。

 

今日の掲示板はこれ。「幸せな人生には、2種類のメガネが必要です。一つは人生の目標を眺めるための遠メガネ。もうひとつは日々の小さな喜びを見落とさないための虫メガネ。」という中山庸子さんの言葉から。中山さんは群馬県出身。女子美術大学を卒業後、セツ・モードセンターに入る。 女子高校の美術教師を経てイラストレーターとして独立。 「好きな人と結婚したい」「青山に自宅兼仕事場を持ちたい」などの夢を「夢ノート」に書き込み実現していった経験をもとに「夢ノート」に関するエッセイを 多数出版。仕事やプライベートに悩む女性を中心に支持を受けている。 夫はイラストレーターの松本孝志。2児の母である。

 

 物事を見る場合、全体像や遠くの風景を見る遠めがねと、細かく細部を見る虫メガネが必要だと中山さんは言う。とかく、私たちは一面だけを見て一喜一憂するけれど、大きな目と細かい目とを兼ね備えて、物事の本質を見極めたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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