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Channel: まほろば自然博物館
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一つずつ 答えの見える 冬晴れ間

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、湿った空気の影響で雲が広がっている所があったらしい。気温は10度から16度、11月中旬頃の気温だという。湿度は90%から63%、風は朝から3mの風が吹いたり止んだりして北西の風。明日の25日は、気圧の谷や寒気の影響で雲が広がりやすく、明け方にかけて雨の降る所がある見込みなのだとか。

 

 奥方が起きるのが早いもので、最近は5時起きが普通になっているが、最近の5時起きは真っ暗なもので、体内時計がなかなかに動かない。で、例のデータ整備とデータ工作。今朝は、郡別、町村別にソートして、件数把握なんぞをやっていた。

 

 今日は今年最後の空き瓶回収日。迷犬ごんの散歩後、30本ばかりの空き瓶を回収場へ運んでから、さぬき市立図書館にやってきた。香川県立図書館が工事中のため利用出来ないので、ここにやってきたのである。

 

 おじさんたちは、10時開館を待ちかねてやってきては新聞を広げている。おじさんたちは新聞好きだなぁと思うことである。会社時代でも、おじさんたちは早くから会社にやってきては、新聞を奪い合いするようにして新聞を読んでいた。若い衆は、パソコンを叩いて電子ニュースを読んでいた。

 

 開館直後なのか、人影はまばら。明日が返却期限の本を5冊返却して、新たにまた、5冊を借りて来た。

 

 こういう本と・・・・

 

 中身を見ずに借りて来たが、よくよく見たら、持っている本だった・・・。こういうことはよくある話。食材を買ってきたら、同じものが冷蔵庫にもあった・・・みたいなことだ。老化による健忘症・・・ということにしておこう。

 

 昨日、奥方がこのスーパーに寄ろうとしたら、ものすごい人出だったので諦めたという。それで、私に買い物当番が回ってきた。今日は平日だからか、そんなに多い人でもなかった。

 

 私たちが呑むビールと、お正月用のビールとで、500ml缶を1カートン、350ml缶を4カートン、清酒1.8Lビンを1本、麦焼酎を2本・・・。液体ものは重い・・・。

 

 こちらのスーパーで、食パンとか食材を少々・・・。奥方の勤める施設で、3人居たケアマネが次々と辞めて行って、奥方一人になって、仕事量が3倍になった・・・とかで、まるきり家事が私に降り掛かって来るようになった。

 

 世の中はクリスマス・イブだとかで、テレビもラジオも賑やかだが、田舎の一軒家ではまるきり関係がない。この集落は真宗ばかりだし、子供の声なんぞ聞こえないから、「お正月」という声さえも聞こえない。私らが子供の頃には、「今日はケーキを食べる日やぞ・・」と言うていたが、前期高齢者・後期高齢者ばかりの集落では、ケーキを食べる家もなくなった筈。

 

 今日は天気もいいし、風も強くないので、久々に、東かがわ市にある「引田(ひけた)城跡」に寄ってみた。引田城は667年に瀬戸内海を見張る拠点として造られたといわれている。1504年、四宮右近が大改修し、城下町を整備した。1587年、赤穂から 豊臣秀吉の命を受け、生駒親正が引田城に入っが、一国一城令により、1615年に廃城となる。現在は石垣が残されているばかり。山の高さは82m。頂上からは引田の町並みや瀬戸内海が眺められる。

 

 引田城跡は、高松城跡、丸亀城跡と並ぶ、総石垣城跡とされていて、石垣は標高82mの城山の尾根を囲むように築かれているが、とくに北櫓とよばれる曲輪(くるわ)の西側にある高石垣はよく知られている。城山は現在、引田の町並みと陸続きになっているが、古くは間に海が入り、城山の西側のみが陸に通じる状況であった。海岸からは急峻な崖となっているところが多く、自然の要害となっている。また、城山尾根上につくられた曲輪からは、引田の町並みや瀬戸内海がよく見渡せる。

 

 生駒さんは、最初、ここの城に入ったが、あまりにも東端すぎて、讃岐がよく見えない・・・ということで、宇多津にあった「聖通寺城」に入ったが、ここは西よりになるということで、現在の高松城を作って、そこに入ったとされている。その城ができるまでは、少し東にある高松城(喜岡城)という場所に居たとも言われている。そこで、その高松という地名ごと新しい城に移して「高松城」と命名し、元の喜岡城あたりを「古高松」と呼ぶようになった。

 

 今日の掲示板はこれ。「どう もがいてもダメなときがある 手を合わせるしか 方法がないときがある 本当の目が開くのは そのときである」という相田みつをさんの言葉からである。讃岐の二十四輩さんを尋ねたとき、どうしても見つけられなかった場所がある。法然上人の足跡を探したとき、どうやってもたどり着けなかった場所がある。山頭火の句碑探しのとき、幾ら探しても見つからなかった場所がある。どう、もがいてみてもダメなときがあった。そんなときは一度立ち止まって手を合わせてみる。静かなこころで思い直してみる。答えは思わぬ所から飛び出してきたものだった。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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