さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は3度から11度、湿度は68%から58%、風は1mから2mの北西の風が少しばかり。明日の11日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。
で、今日もここ、さぬき市前山にある「おへんろ交流サロン」に出勤。自販機前に立っているのが、ここの「樫原憲司」館長さんである。この方の指導と助言をいただいての作業となるらしい。
前山おへんろ交流サロンは開設して16年になり、昨年秋には入場者数が20万人を超えたとかと聞いた。へんろ資料展示室では、江戸時代の紀行本や古地図や曼荼羅図、また、接待を受けたおへんろさんが残した江戸中期からの納札や納経帳、往来手形など、四国遍路の歴史を感じさせる貴重な資料となる品々が展示されている。
これが、奥の展示場で、大きな西安の青竜寺の模型の置いて有る部屋。この北側半分を使って、「俵札」の展示が行われる。今日は、その準備のためにやってきたという訳。
ここには、こうした「錦札」や「納経帳」、「紀行集」や手書きの地図などが展示されていたが、これらを全て撤去して展示ケースを大掃除することから始まった。貴重な資料ばかりなので、ゴム手袋を着用してのお仕事になった。
こうした江戸時代の納経帳は貴重なもの、別室の桐のタンスに保存されることになった。
さぬき市の職員さんも慎重に納経帳などの資料を取り出して保管していく。こうした場合、記録写真を撮りながらの作業になる。
で、すっきりとした展示ケースになった。中も掃除機を掛け、乾いたタオルで丁寧に拭き掃除をした。
今日は、こういう展示ケースの中身の移動と掃除片付けで精一杯。中身の展示は来週になった。
この方が、ここの館長さんの樫原先生。
その後に、保存用の桐のタンスに展示品を収納しておしまい。まぁ、記念切手からお守り、「おみえ=御影)集、あと埴輪まで。埴輪(はにわ)は、葛飾から出土した「寅さん埴輪」というものまであった。
葛飾つながりで、寅さんの「男はつらいよ」シリーズの全DVD集や寅さん腹巻きに寅さん煎餅まであるのにはびっくりぽんだった・・・。
こうした、納札俵や納札用の木版刷り板、札挟みなども展示予定。
最後に、展示用の文鎮用アクリル板の厚さ確認をして、今日の作業はおしまいになった。
今日の掲示板はこれ。「とりあえずやってみて、失敗から学ぶべきだ。私はこのやり方がスキだ。何しろ毎日、新しいことを学べるのだから。」というリチャード・ブランソンの言葉から。失敗を全くしないで先に進むことはできない。目的は前に進んで目標を達成することなのだから、失敗やそこからの学びを一つの過程としてとらえよう。常に挑戦して、前進していくことを考えよう。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。