一ヶ月から二週間ぐらい遅れていた季節がいつものように戻ってきたようで、このあたりでも一斉に田植えが行われている。極早生は三月末から始まり、四月末から五月の連休あたりがピークだった。それでも田植えはやはり六月10日ごろ・・・という農家もしっかりと残っている。上流のダムが放流するのがこの日だった関係らしい・・。
さて、今日は6月10日だということで「時の記念日」だが、最近のカレンダーにはそんなことは書いてない。あまりニュースにもならないし、話題にすら上らなくなった。最近はどこにでも時計はあるし、携帯電話があれば時計なんぞ気にしなくてもよくなった。
これは島の家のリビングにある船舶時計。ロンドン製らしい・・。ま、時の記念日にしか登場しない時計ではある。
これはこの頃になったら開花する「トケイソウ」まるで時計のような花だが、よくみると・・・10弁しかない。ちょっと時計には使えそうもないが・・・。
で、今日も晴れていい天気になった。朝方は涼しくて気持ちよかったが、午後からは少しばかり気温が上がって、27度にまでなった。それでも湿度は60%ほどで、そんなに蒸し蒸しするようでもなかった。こういう梅雨だとありがたい・・・。
今日のお昼はここになった。さぬき市津田にある「さぬきうどん羽立:はりゅう」という一般店。
今日のメニューは「温たまぶっかけ小の冷や」で350円。急に気温があがったようで、もう、熱いおうどんは見ただけで汗が噴き出すようになった。これから先が思いやられるなぁと・・・。しかしのかかし、冷やになると・・麺が硬くなるので・・・噛むのにあごが疲れて・・・面倒にはなる。そのまま飲み込むと・・・胃が重くなるし・・。
すっかりとおなじみになった「花しょうぶ」。この花も今週がピークだろうか。16日くらいまでは楽しめるんだろうか。花の命はみじかくて・・・だ。
我が家の近くに墓地があるが、昨日まであったお墓がなくなっていた・・・。少子化・過疎化・高齢化で学校が廃止・統合される話はよく聞くが、お寺がなくなり、お墓がなくなっていく現象が起こりだしている。お寺や神社も一村一社、一郷一寺に統合される日も来るのかも知れない。いや、そういう地区も増えてきていると聞いた。
それはさておき、上のお墓の右上にお墓が倒れている。おそらくイノシシが倒したものだろうが、お墓を撤去した業者さんらは、そのまま見て見ぬふりで帰ったようだ。頼まれた仕事だけやって、よそさまのお墓は知らない・・・というのが一般的常識なんだろうか。石材屋さんならば、倒れたものを起こすくらいやっても当然じゃないか・・と思った。ちなみに、倒れた墓石は、ホルスタイン種の牛のお墓である。蛇足ながら・・・私一人の力ではびくともしなかった。
確かに山間部や島嶼部の過疎化・少子化・高齢化の速度は速い・・・。学校が次々と廃校に追い込まれ、神社仏閣の荒廃が進む・・・。
今日の掲示板はこれ。田植えをしたら、田んぼの草取りもしなくてはならない。今年の秋には水害が起こるかも知れないし、台風が来るかも知れない。だからといってそのままあきらめて捨てておくこともできないではないか。今日は今日、今日のつとめとして田んぼの草取りをしなければならぬ。学問も労働もその通りで、津波が来るかも知れないし、地震に襲われるかもしれないが、今日の努めはしっかりとこなさねばならないではないか。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。