さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で、昼過ぎにかけて雲が広がり、その後は高気圧に覆われて概ね晴れてきた。気温は11度から20度、湿度は96%から67%、風は1mの南西の風が少しばかり。明日の11日は高気圧に覆われて概ね晴れるけれど、朝にかけては寒気の影響で雲が広がる見込みらしい。
今日は幾つもの予定があったのだけれど、早くから決められていたもので、「おへんろつかさの会」の行事に参加した。今年は「うるう年」ということで、お遍路さんは「逆打ち」をするというのである。つまり、閏年の時には、88番から逆に、87番、86番と巡拝するのだ。
で、皆さんは86番札所の志度寺のある志度から、コミュニティバスで大窪寺にやってきた。私は「緊急輸送係」ということで、マイカーで合流した。ま、長距離を歩くので、足を痛めたり、転んだりした時に、会員さんを病院ほかへ運ぶ係である。
で、今回の参加者は36名。「逆打ち讃岐一国参り」ということだが、健康ウォークみたいなものだ。今回のリーダーが、この中央の多田先生。歩き遍路を何回もやっているらしい。
9時半に到着して、45分には大窪寺を出発して「遍路道」を勉強しながら歩いて行く。旧遍路道にも踏み込んで遍路墓などについても勉強した。
こういうお遍路さんのお墓があちらこちらにある。ここには備後の国のお遍路さんが埋葬されている。
旧多和小学校跡でトイレ休憩。みなさんが歩いて来るまでに、私は「天体望遠鏡博物館」に入った。入場料は300円だった。
各地の天文台や家庭で使われなくなった望遠鏡を集めた全国初の天体望遠鏡博物館で、3月12日に開館式があった。廃校になった校舎を利用した博物館には200以上の望遠鏡が並んでいる。元日銀高松支店長の村山昇作さん(66)ら天文愛好家が「一般社団法人天体望遠鏡博物館」を2010年に立ち上げ、現在は全国に約30人のメンバーがいるという。
古い物から新しい物までさまざまで、各地の学校や高校などにあったものが多いかなぁと感じた。
この「木辺氏」というのがすごい。真宗木辺派錦織寺第21世ご門主さまである。その方が、レンズを磨くのが上手なのだそうだ。
ま、何を説明されてもチンプンカンプンである。望遠鏡というと、一万円くらいなものしか知らないのに、数千万円の望遠鏡だと言われてもピンとは来ないのだ。
みんなと合流したので、今度はその先の「細川家住宅」まで進んで、みんなを待ち受ける。そういうことを繰り返しながら、けが人や体調を崩した人がいないかを確認しながらついていく。
いつもの「おへんろ交流サロン」で昼食。12時半過ぎに到着、13時20分に出発。
ポイントごとにお勉強しながら歩く。ここは「高地蔵」と「流れ勧請」で有名な場所。
その間にも何カ所かを見学した後、87番札所に到着。今日はお遍路さんが多くて、大型バスが入れ替わり立ち替わりだった。ここが15時。これから86番志度寺まで行くのだが、2時間はかかるというので、私はここで失礼させていただいた。
今日の掲示板はこれ。「人生に夢があるのではない 夢が人生をつくるのだ」というもの。誰の言葉かは定かではないが、一説には「謝世輝[しゃ・せいき]」(台湾出身の成功哲学研究者、物理学者、科学史家・世界史家、東海大学教授、1929~)だと言われているが確かではない。人生に夢があるのかないのかは知らないが、夢が人生を作るというのは納得できる。私は「通信」という夢を追いかけて40年を過ぎてきた。今は「まほろば工房」という夢を追いかけて走り続けている。夢が人生をつくるということを信じて生きていきたい。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。