高松地方は湿った空気の影響で曇り、雨が降るかと思ったが降らなかった。気温は24.5度から30.2度、湿度は98%から74%、風は1mから2mの東南東の風が吹けば涼しかった。明日の11日は、引き続き、湿った空気の影響で曇り、時々晴れるけれど、午後は雨や雷雨となる所があるらしい。
今日はご案内の通り、JR鬼無(きなし)駅から遍路道を逆に歩いて、82番根香寺(ねごろじ)を打ち、今度は81番白峯寺(しらみねじ)を打って、80番国分寺に下って、JR国分駅からさぬき市に戻るコースである。一部、遍路道を往復する部分がある。
JR鬼無駅には8時25分集合。今回の参加者は21名。
一行は五色台を目指してゆるやかな坂道を上って行く。高松西高等学校の筋から鬼無小学校裏から遍路道に入る。
一行は高松市道と交差したり、別れたりしながら五色台を登って行く。オレンジパークを経て根香寺を目指す。根香寺に着いたのは10時45分ごろだった。
門前では高松長寿大学のOBさんたちがお接待をしていて、麦茶だコーヒーだ、バナナだお菓子だとさまざまなお接待を頂いた。
もみじ若葉のきれいな根香寺の境内であった。ま、ここまで来る間に、暑さと湿度との関係で意識をもうろうとさせた会員さんが居られて、急遽、救援に行く一コマもあったが、ここに来ると、すっかりと意識は戻っていた。
かんかん照りではないので、暑くて熱くてたまらない・・ということもなく、それなりに汗も流しながら、水分も補給しながら、元気な方たちであった。
五色台の山上、中山休憩所で昼食タイムになった。ここでは会員さんからアイスキャンデーのお接待があった。
私には「ガリガリ君」がお接待された。先ほど、麦茶とアイスコーヒーとバナナとミニトマトのお接待を受けたばかり。その上に、ガリガリ君やらお菓子、クッキー、オレンジ、善通寺の堅パンなどのお接待ずくめになった。でも、このガリガリ君は食べないとあかんだろ・・ということでおいしく頂いたのだが・・・。
朝食はパンとコーヒーで食べたのだが、朝食後の薬は飲み忘れた。命にかかわる利尿剤「サムスカ錠」を飲んでいないではないか。だから、おなかがパンパンになってきて、お昼のお弁当が入らない。ま、あれだけ、お接待をいただいたのだからいいかぁ・・ということにした。
一行は五色台の尾根を走る県道160号線からまたも外れて遍路道へと入っていく。10数年前には、お仕事で何度も通ったことのあるコース。また、会社のレクレーションでも、このコースは歩いたことがあった。でも、今は200mも歩けない。やはり、心臓の調子が悪いらしい。10mも歩けば、「ゼーゼーハーハー・・」と言うばかり。
白峯寺に先回りして、待ち受け・・ということで、遍路道を逆走して一行を待とうとして登ったのだけれど、わずか300mほどしか登れない・・・。ご覧のように遍路道は連日の雨でどろんこ状態。
ようやく皆さんの姿が見えた時はほっとしたもの。この先に自衛隊の宿舎があって、そこへの通信線の検査や設備調査で走り回った道なのに、制服を脱ぐと、こんなにもだらしなくなってしまうものなのか。
そして81番札所の白峯寺さん。このあと、皆さんは再び、あの遍路道を元に戻って行って、途中から分岐をして、国分寺に向かう「へんろ転がし」の坂道を下って行くという。そういう道は、私の車では走れないので、今日の私のお仕事はここまで。
こういう分岐点を超えて行くらしい。
今日の掲示板はこれ。「苦労を ただ愚痴の種にするか 苦労を人生の師と考えるか それを決めるのは自分」というもの。いつもお世話になっている赤松先生のお寺の掲示板にあったことばである。これには解説も注釈も不要だと思う。でも、なかなかに、苦労を人生の先生だと考えるって言うのは難しい。ついつい、愚痴が出てしまうのが凡夫の私たちである。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。