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Channel: まほろば自然博物館
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控えめな セミもいるような 曇り空

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 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていたのだが、湿った空気の影響で概ね曇りとなってきた。気温は24.9度から30.0度、湿度は84%から91%、風は1mから2mの東北東の風が少しばかり。明日の25日は湿った空気の影響で曇りで、昼過ぎから夜のはじめ頃は雨の降る所がある見込みらしい。

 

 朝の間はすっきりとしていい気分の朝になった。で、目の前の大きな壁である「遍路札調査」を早急に片付けねば・・・と頑張ってきたけれど、あまりにも大きな壁過ぎてなかなかに片付かない。

 

 そうは言っても、あの山を掘削する工事現場みたいに、コツコツと掘り続けないと山はなくならない。私もデータを片付けていかないと大きな壁は崩れない。

 

 でも、一応のデータの投入は終わっている。2,410件の全てを確認して投入も確認も済んでいる。今日は、そのデータを元にして、いよいよ論文の整理段階に入った。

 

 先行研究で私の作った論文である。これを、「さぬき市教育委員会」風な文章・文体に書き換える作業をやっていた。

 

 俵札に関する先行研究の文体や論文の組み立て法などを参照しながら、ほぼ八割がたはできあがった感じ。

 

 今日は奥方がお休みで在宅のために出かけられない。出かけようとすると、「どこへ行くの。私も一緒に連れてって」と言い出すのが面倒くさい。だから、朝の迷犬ごんの散歩につきあっただけで、あとはパソコン・ルームから出ていない。

 

 この資料を基本形式として、寒川家の渡邊会長と飯田家担当の中島先生がまとめている筈。その間に、私の論文形式をまとめあげて、あとのお二方のお手本にしなくては・・・と考えている。先にやったものが勝ちだ。ま、勝負をしている訳ではないのだけれど。

 

 お昼はあっさりとソーメンにした。食後はいつもの「エッセル・スーパーカップ」。

 

 ともかく、この「俵札研究」の「調査報告書」を片付けないと、先の予定が組み立てられないのだ。あれもこれもと、二刀流、三分岐、四方立て・・・という器用な真似はできないのだ。一つひとつ、できることからコツコツと・・・。

 

 あっという間に8月が来る。8月にはやるべきことがいっぱい・・・。だから、俵札報告書は今月中には完了させて、早々に封印しておきたいもの。

 

 今日の掲示板はこれ。「ひと夏の いのちかぎりと セミが啼く」というもの。一般的には7月から10月頃にかけて見かけられるセミなのだが、暑さを倍増させる「ミーンミーン」や「シャンシャンシャン」という鳴き声や、ふいに命中する小便攻撃。煩わしさを感じつつも、夏の到来を実感する人も多いのではないだろうか。セミといえば夏の季語として、古くから松尾芭蕉などの有名な俳人や歌人の作品に登場したり、映画や小説の題材となってきた。元気な鳴き声のイメージがある一方、どこなく儚さが漂うのもその特徴。それは、「セミは地上に出てから1週間しか生きられない」ということが広く知られているからなのだろうが、実はこれ、ただの俗説に過ぎないらしい。愛知県の豊橋市自然史博物館学芸専門員・長谷川さんによると、「『わずか7日の命』」など、短命な生き物の代表のように言われるセミだが、実際には昆虫の中では長寿の部類に入るとのこと。クマゼミを例にすると、土の中で暮らす幼虫時代が5~6年。地上に出てきて成虫になってからも実際には、1ヵ月くらいの寿命があるという。「カブトムシの一生が、卵から成虫まで1年であることを考えると、およそ5倍の寿命です」と長谷川さんは言うのだと。私たちの持っている情報なんぞ、大自然の前では役にはたたないものらしい。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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