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Channel: まほろば自然博物館
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雲切れて 台風一過の 雨宿り

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 さぬき市地方は台風から変わった熱帯低気圧や湿った空気の影響で、曇りや雨となり、雷を伴う所があるらしい。昼前から小雨、弱雨となった。気温は22.2度から28.5度、湿度は88%から82%、降雨量は0-3mm/hの夕立程度。風は1mから3mの東の風が少しばかり。明日の6日は、引き続き、湿った空気が流れ込むため、概ね曇りで未明まで雨が降る見込みらしい。

 

 台風が来るというので、家中の雨戸を閉め切って雨を待っていたのだが、お湿り程度の雨で終わってしまった。

 

 9月1日(木)午前9時に沖縄の南で発生した台風12号は、今日、9月5日(月)午前9時、台風12号「ナムセーウン」は、対馬近海で熱帯低気圧に変わったらしい。しかし、熱帯低気圧に変わったからといって、油断はできないという。南から湿った空気が流れ込み、熱帯低気圧から離れた地域でも、局地的には大雨となる恐れがあるらしい。

 

 朝の間、彼岸花を探して、さぬき市南部から東かがわ市あたりの山間部を走ってきたが、今年は全く、彼岸花を見かけなかった。時期的にはそろそろと彼岸花が見える筈。お彼岸までには三週間はあるが、少しは顔を見せてもいいころだと思うのだが。

 

 途中、路上にサルの一団がいる・・と思ったら、栗の枝を折って中身を上手に食べている。まだまだ、栗の実は小さくて未熟なのだが、それを選んで食べている様子。そのほうが柔らかくて食べやすいのかも知れない。

 

 途中で見かけたのは、この「夏水仙」と呼ばれる「リコリス」ばかり。彼岸花とは花の形がまるきり違う。

 

 これは一昨年の9月5日の風景である。二年前には、こんな彼岸花が見られたのである。今年はまだまだ気温が高いのだろうか。

 

 お昼前になって、雨らしい雨にはなったのだが、それもしばらくの間だけ。

 

 うちの奥方が野菜を作ったりお花を育てたりしているので、雨が欲しい、雨が欲しいと言うていたが、私は雨なんぞ少しも欲しくはない。さぬき市の情勢には詳しくないのだが、この私の住んでいる「大川町」で、「浄水池」というものを見た記憶はないし、「浄水場」という言葉も聞いたことがない。

 

 雨はしばらくしてあがってしまい、薄陽すらさしてきた。市役所の中に「水道課」という係があることは知っているが、私たちの使う上水道は、どこに蓄えられて、どういう経路で供給されているのかは全く知らない。まさか、高知県の早明浦ダムの水が供給されていることはないと思うが、水源はどこなんだろうかと考えてみたこともない。水不足だ、断水だという話も聞いたことがないのだし・・・。

 

 ということで、「晴耕雨読」ならぬ「晴走雨学」でお勉強。秋に出版予定の「さぬき市教育委員会版」の報告書は一応の完成をみているので、今度は、秋の文化祭用の「まほろば工房版」の報告書の作成をやっていた。

 

  ま、できることからコツコツと・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「苦をまぬがれるには その苦を生かしていく道を学ぶことです」という、蓬茨祖運(ほうしそうん)先生の言葉から。蓬茨祖運先生は、浄土真宗の僧侶で仏教学者。 石川県出身で大谷大学卒。真宗大谷派参務。1970年九州大谷短期大学教授、二代目学長。賢隆寺住職。宇宙物理学者・蓬茨霊運は長男である。人生には4つの約束事があるという。「繰り返すことができない」「誰にも代わってもらえない」「かならず終わりが来る」、そして「その終わりがいつくるか わからない」。仏教の基本的な教えである四法印、すなわち諸行無常・諸法無我・一切皆苦・涅槃寂静はこのことを私たちに教えようとしている。この生老病死の現実を前に、私たちはまさに無力と云うほかない事柄にしばしば直面し、苦悩する。蓬茨祖運先生は「苦しみをまぬがれるには、その苦しみを生かしていく道を学ぶこと」と云われた。心の闇が照らされて、闇を闇と知らされる。苦は消せるものではなく、照らされ開かれるものだと教えてくれたのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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