さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は22.2度から30.3度、湿度は90%から74%、風は1mから2mの北東の風が少しばかり。明日の12日は、西日本に前線が停滞し、南から暖かく湿った空気が流れ込むため、夕方から雨となるらしい。
昨夜は町内の自治会長会だった。名前は立派だけれど、各役所や担当などからのお願いやら集金の依頼やらで、当面するお仕事の確認会みたいなことだった。
赤い羽根共同募金とか早くも歳末助け合い運動とか・・・。秋の交通安全運動とか・・。あんまり、楽しい会議ではない。
で、今日は朝の6時半から「山の神神社」のお掃除から始まった。昔は山仕事も大切な仕事であって、食事に使う薪やたきぎも大事な資源だった。お風呂だって昔は木を取ってきて沸かしたもの。山の木がなければ生活できなかった。
そんな山の資源に感謝するのが「山の神さん」だったのだろう。ここに拝殿があったのだろう、きれいに礎石が並んでいる。いつの頃にか壊れたまんまになっているらしい。この注連縄を私が作ったものである。それらしく見えるから不思議なものだ。
この、陶器でできている小さな神さんの名前を聞いても、知っている人はいなくなった。「前からあるけど・・・」というばかり。
10時からは村社・氏神さんの総代会である。別に総代さんを希望した訳でもないのだが、自治会長が兼務するのが昔からのしきたりらしい。
だから、「総代委嘱祭」という儀式をして、一人一人名前を読み上げて神様に報告する。神主さんが変われば、新しい儀式も増えている。こういうものは苦手だけれど、自治会長のお役目だと言われれば仕方がない。
その後、総代会が行われて、活動報告やら決算報告やら予算案の審議などという普通の流れで会議が進む。
こういう報告書も神官が変わってから見るようになった。少し前までは決算報告と予算案の承認くらいなものだったと記憶している。
問題は秋祭りの当番割り当てである。最近は、過疎と恒例化、少子化などで、お祭りに参加する人が大幅に減った。ようやくお祭りができかねる状態になってきた。運良く、うちの自治会は何のお役目も当たらなかった。神輿守なんかが当たると大騒ぎになる。いまどき、神輿など担げる人なんてほとんどいない。少なくともうちの自治会にはいない。そうなると、傭人と言って他の自治会から人をお願いして日当を支払って代理人をお願いしないといけない。
で、お昼過ぎの2時半からは集落での「山の神神社」の秋の例祭である。だからと言って神事をする訳ではない。お茶とパンとでの座談会。先日のわが家横での「警察の取り締まり」が話題になった。別に事件があったわけでもなく、飲酒検問だった訳でもないらしい。
ま、集落内での意識統一というか情報交換の場とでも言うのだろうか。1時間ほどの会話を楽しんで、今日の行事はおしまい。
今日の掲示板はこれ。「追えば逃げるぞ赤とんぼ 待てばとまるよ竿の先」というもの。どこの誰の言葉かはわからない。幸せもお金も地位や名誉も健康も・・・そんなものかも知れない。追いかけている間は手に入らないが、ふっと、無心になったときに、「あ、ここにあったのか・・・」みたいにすぐそばにあったりする・・・。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。