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Channel: まほろば自然博物館
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降り足らぬ 雲多くして 秋の暮れ

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 さぬき市地方は前線や湿った空気の影響で概ね曇り、雨の降るところがあるらしい。朝夕は涼しくなったが、日中は蒸し暑い一日になった。気温は24.0度から29.6度、湿度は94%から78%、風は1mから2mの東の風が少しばかり。明日の18日は、低気圧や前線の影響で雨が降り、夕方まで雷を伴う所がある見込みらしい。

 

 世の中は三連休だ、シルバーウィークだと言うてるらしいが、ドーナツの「ド」が付く田舎には全く関係のない話である。

 

 さて、ご案内の通り、今日は高松市福岡町にあるRNC総合展示場「セトラ高松」というところで「市民が語る讃岐の歴史講座」にお招きを頂いての出講の日である。後援が草創の会ということで、その会長さんの依頼であった。

 

 先月には古川庄八・古川阪次郎・山口嘉次郎という三人のお話をしたが、今回の担当だった先生が急遽入院されたということで、今月もお招きを頂いて、「英国士官レキ」についてのお話になった。

 

 ところが、今回は、ここでイベントが行われている・・・ということで大型テレビを貸してくれない。

 

 前回は、スクリーンの代わりに、このテレビを使っての講演になったのだが、今回はそれがないという。私も今回はプロジェクターもスクリーンも持って来ていないのだ。これではせっかくのパワーポイントでのプレゼンができない。

 

 仕方がないものは仕方がない。「それではお話ができません」という訳にもいかないので、ごく普通の口頭によるお話にするしか手はない。今までの「英国士官レキ」についてのお話よりも、その後のお話をお話することにした。これは、英国を代表してレキの墓を守ってくださった広島島民に対して感謝の言葉を贈ってきた、駐日英国公使のアーネスト・サトウ氏である。

 

 この方は、お雇い外国人第一号、リチャード・ヘンリー・ブラントン技師である。この人は日本に26の燈台を設計し完成させた人である。この人が乗った船がマニラ号であり、レイク士官候補生は、その乗組員であった。

 

 これが瀬戸内海の坂出市沖にある鍋島燈台で、これをブラントン技師が設計したものである。

 

 一方、こちらは兵庫県淡路島にある「江崎燈台」で、これもブラントン技師の設計によるものである。見る方向が違うので感じが違うが、ほぼ、「同じ形をしている燈台である。

 

 今日はイベント開催中ということで、ピザ・フレンチトースト・たこ焼き・蜂蜜ソーダの中から一点サービスということで、蜂蜜ソーダを頂いたが、これが乾いた喉には冷たくて甘くておいしかった。

 

 毎月19日に送られてくる公報類。今月は19日が祝日だということで昨日、送られてきた。これを仕分けして戸別にまとめて袋に詰めた。明日の日曜日が「地神さん」のお掃除の日なので、そのときに皆さんにお配りする。

 

 わが家の前の県道防災工事。だんだんと山の形が変わっていく。

 

 あちらこちらでススキの穂が見られるようになってきた。確かに季節は秋らしくなってきている。

 

 今日の掲示板はこれ。「人間の大きさは その人が出会っている世界の大きさ」であるという言葉。町内の善楽寺さんの掲示板からである。農業をやっている人はどこに旅行しても、稲のできばえとか野菜の育ち具合しか見ないという。会社の事務職員は自分の仕事の範疇しか知らないし、技術者は自分の担当している職場しか知らない。孫悟空がどこまでもどこまでも飛んでいったのに、お釈迦様の手のひらの中で遊んでいただけのように、「人間の大きさは、その人が出会っている世界の大きさ」なのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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