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Channel: まほろば自然博物館
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かまきりが たどり着いたら 金木犀

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 さぬき市地方は湿った空気の影響で、昼過ぎから雲が広がり、雨や雷雨となる所があった。気温は23.7度から28.7度、湿度は92%から80%、風は1mから4mの東の風が少しばかり。妙に蒸し暑い一日になった。明日の28日は、前線や湿った空気の影響で、曇りで時々雨となり雷を伴う所がある見込みらしい。

 

 全く気づかなかったのだけれど、金木犀が花盛りらしい。奥方の鼻は敏感らしいが、私の鼻はメガネの滑り止めの役目しかしていない。

 

  毎日まいにち、窓から外を眺めているのに、全く、この花の事なんぞ知るよしもなかった。こんなにも満開状態になっているとは・・・。

 

 で、今日は火曜日だということで、さぬき市前山にある「おへんろ交流サロンに出勤した。先週の20日は台風16号来襲ということで急遽お休みになっていた。だから二週間ぶりの出勤になる。もちろん、ここには私たちの出勤簿が置いてある。

 

 と言うのも、ここでは、ここに立ち寄ったお遍路さん全員の記録を残しているし、ここを見学に来た人の数もカウントして記録しているからである。だから、私たちであっても、ちゃんと氏名欄に参加マークをチェックする。

 

 現在は「寒川家」の俵の中に入っていた、納め札以外の紙くずの調査をしている。

 

 前回に引き続いて「神符」の整理とナンバリングである。これが何を意味するものかは、誰もしらない。これには、細い「コヨリ」が結んであって、どこかに結びつけるものらしいが、意味がわからない。

 

 こんなもので、これには「蘇民将来子孫也」と書いてあるように見える。 「我蘇民将来之子孫也」という 八坂神社などののお札は、「私は蘇民将来の子孫です。だから、ご先祖さまと同様、あなたさま(疫病神)を手厚くもてなします」という意味が込められているというのである。京都の八坂神社の祭神のスサノオは疫病神(疫病の神様)で、スサノオを鎮めるために行われるのが祇園祭であるという。スサノオが疫病神になったのは、中国の伝承と結びついたためであるらしい。

 

 今日は男性が4名と女性が4人の8人態勢での作業になった。

 

 中島先生はパソコンでデータの整理中。奥の方で多田先生はデジカメで画像撮影中。私と会長は整理された紙くず(?)のナンバリングやら解析やらをやっている。女性たちは紙くずのしわ伸ばしやら分類やらを担当している。

 

 これなどは、こどもの落書きだとばっかり思っていたが、「きた(北)ふせる(伏せる)とら(寅)のとし(年)というまじない札なんだそうである。お医者さんのいない時代、いない場所では、なんとかして自分たちの身を守ろうとしてさまざまなことをやったんだなぁと驚かされる。

  

 そのあと、「大師像」を担当したが、掛け軸状態なものが多かった。各地で頂いたり授かったお大師さんの像も俵の中に詰め込んであった。いくら信心深いからと言って、そこかしこに「おだいっさん」を掛けてばかりもいられない。古くなったものをもったいないとばかりに詰め込んだものだろう。

 

 午前中は晴れて居たのに、午後からは曇ってきて蒸し暑くなってきた。お彼岸も終わったから、そろそろと彼岸花もおしまいになることだろう。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生は凸凹道だ 平坦な道はない」というもの。良くないことの後には必ず良いことがある。人生において平坦な道などはない。山あり谷ありで、まるででこぼこ道だ。人生を楽しむと言うことは、道をどう歩むかを判断し、歩き方を楽しむことであるような気がしている。お釈迦さんは、「人生は苦である」と悟られた。平坦な道ではないことを学ばれたのだろう。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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