さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は今期最低の12.3度から18.7度、湿度は78%から57%。風は1mから2mの東北東の風が少しばかり。明日の31日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。
ご案内の通り、今日は「おへんろつかさ養成講座」の四回目で、大窪寺現地研修の日である。8時過ぎに大窪寺の駐車場に着いたが誰もいない。誰かが来るまでの間は駐車場のゴミ拾い。タバコの吸い殻が目立った。西田さんという先輩が来て、二人で駐車場係を始めた。
今日の会場はここ、大窪寺の大師堂。先輩たちは「たいしどう」と呼んでいるが、中に居られるのは「弘法大師(だいし)」さま。でも、ここはどこからも入ることが出来ない。
その地下にある「お砂踏み道場」が、その入り口。500円の冥加金で入場できる。今日はここから中に入らせていただく。
これが大師堂の内部。右側が内陣で一般の方は入れない。左側がお遍路さんがお参りする部分。大きな読経の声が響いてくる。
今日の講義は、四国民俗学会の藤井洋一先生による「四国遍路と村社会」という講題で、「縁」というお話をされた。これまでの民俗調査で撮影された数多くの画像を通して、「人は一人では生きていけない」というお話を熱く語っておられたのが印象的だった。
反対から見れば、こういう風景である。
二コマ目は、大窪寺の槇野恵純住職から、大窪寺の縁起・由来、来歴などの講義があった。貴重な「三国伝来の錫杖」も拝観することができた。
その後、受講生は二班に分かれて、この前田チーフガイドと私とで境内の案内になった。私も前田ガイドも予定時間をオーバーしてのお話になった。どうにもサービス精神が旺盛で、あれもこれもとお話して時間を過ぎてしまう。ご法話だっていつもそうだ。
今朝は冷たい朝になったが、このところ暖かい朝が多いためか紅葉はまだまだ進んでいない。
で、お昼はここになったが、12時半を過ぎていたが、おうどん店は長蛇の列・・・。お天気が良いからお遍路さんや観光客の方が多い・・。市の観光課の担当者2名と、堀尾養成担当、藤井先生、前田ガイド、それに私の6人が席に着いたのが13時だった。まだまだ列は長くなっていた。
松茸うどんをお願いしたが、今年は松茸が不作で腐ってしまったのだとか。で、いつもの「打ち込みうどん」である。これは二人用。
お昼は暑いくらいになったのだが、そんなに汗を流して食べる・・という風でもなかった。出汁がおいしいなぁと思って食べた。一人前850円だった。
今日の掲示板はこれ。「つらかった悲しかった みんな今の私となって 私を支えている」という、宋由美子さんの言葉から。宋さんは真宗大谷派阿弥陀寺の坊守さんで書道や美術も手がけ、1987年・1988年に高知で行われた安芸全国書展入選、2006年・2007年には福井サムホール美術展に入賞しているほか、グループ展や個展も多数開催されているのだとか。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。