さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は今期最低の12.1度から17.4度、湿度は76%から56%、風が強くて6mから10mの西の風が吹き荒れていた。明日の4日は、引き続き高気圧に覆われて、晴れる見込みらしい。
今日はご案内の通り、さぬき市へんろ88ウォークの日である。スタッフは10時に大窪寺駐車場に集合とのことであったので、私は8時半にわが家を出て9時過ぎに大窪寺に着いた。
事前に今日の大窪寺の紅葉具合を確かめておきたいと考えたからだった。最近は朝夕の気温が下がってきたので日増しに紅葉の具合が進んできている。
阿弥陀堂前の大イチョウもぐんと黄色くなってきた。お遍路さんがやってくるたびに、「わぁ~スゴイ・・」を連発しているが、ここの紅葉はこれからが本番。
こういうものも用意されていたが、強い西風を受けて倒れてばかりいるので片付けられてしまった。テントが吹き飛ばされそうな強い西風が吹き付けてくるのだ。
私は利尿剤を飲んでいるせいもあって、とにかく30分に一度はトイレに歩く。ところが、ここから八十八庵(やそばあん:お土産物さん)横の公衆トイレまでは案外と距離がある。8往復もすれば足が痛くなってくる。
10時から待機をしていたが、初心者コースの人でも90分はかかるので11時半ごろまでは誰も来ない。また、ゴールインしても自分で大窪寺にお参りに行ってしまう。今回はなぜか、「案内所」とかの看板を用意しなかったせいもあるかも知れない。それに会を重ねると、勝手知ったるなんとかで気ままにお土産を買いに行ったり、うどん屋さんに駆け込んでしまう。
トイレに行ったついでに境内を見ると、ゼッケンをつけた人が多い。ガイドなんか必要とせずに自分たちで大窪寺の秋を楽しんでいる。今日は休日ともあって、お遍路さんも多いし、一般の方のお参りも多い。
スタッフのお昼はこれ。おうどんとおむすびのセットである。体が冷えていたので温かいおうどんはすっとおなかに収まってしまった。
中間コースの「へんろ道コース」は前山ダムから大窪寺までの約11Kmの3時間を予定。それらの人の中から三人、二人・・とガイドを希望する人が出てきた。対応するガイドは6人、会長と女性3人は受付対応。
手分けをして大窪寺を案内する。同じ養成講座で勉強しても、6人6様。視点が違うから話す内容もさまざま。
若い子はガイドなんぞお構いなし。勝手に楽しく遊んでいる。難しい歴史のお話をしてもうわの空。こういうガイドは楽でいい。
このガイドさんは資料片手に細かく説明しているが、そういうお話は男性のおじさんが多い。
もみじの紅葉はまだまだ・・という所。
今日の掲示板はこれ。「頭が下がる 頭を下げる 同じようで大違いである」というもの。私達は、自分にとって何らかの利益をもたらしてくれるものには頭を下げるけれど、それ以外のものに対しては頭を下げることなどあまりしないもの。しかも、心の中でそれが損か得かを素早く計算して「得」の答が出た時だけ頭を下げることが多いようだ。また、自分は愚か者であるとか、罪深い者ですと言って、暗い顔をしてうなだれる人がある。それは、実は頭を下げたくない心で頭を下げさせられているだけのことで、負けたくない心でしぶしぶ現実に負けていることを認めている劣等感の表れに過ぎない。そのような心の葛藤がよけいにその人を暗くしてしまうのだ。同じ頭を下げるのでも、嫌々ながら下げるのと、自然と下がるのでは相手に対する印象もかなり違うように思われた。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。