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Channel: まほろば自然博物館
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小寒は 亀さえ首を 引っ込める

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 さぬき市地方は、寒気の影響で概ね曇っていた。気温は6.8度から10.0度、湿度は82%から60%、風は2mから4mの北北西の風が少しばかり。なお、香川県下には6日まで乾燥注意報が発令中。火の取り扱いには注意が必要とのこと。明日の6日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

  今日は小寒。小寒は二十四節気のひとつ。冬至から十五日目で、陽暦1月6日ごろ。寒気がようやく強くなる。寒の入りでもある。昨日までは暖かいお正月だったけれど、今日は少しばかり風が冷たくなってきた。

 

 さて、この日曜日の8日は、この集落では「山の神さん」の例祭が行われる日。例祭と言っても、お祭りをだしにして井戸端会議をするだけのもの。神事もやらないし神主さんも呼ばない。       で、今回はうちの班が「当家(とうや)」に当たっていて、私はこのしめ縄係。うちの班には男性が3人しかいない。あと2人は縄をなえないという。私だってへたくそなんだが仕方がないから見よう見まねでやっているだけのこと。まず、稲わらを叩いて柔らかくする。       その稲わらを手のひらですりあわせるようにして回転を与えて巻き付けていく。     子どもの頃はわら草履などを作らされたので得意だったのだが、成人して以降は全く必要がなくてやっていなかったもので、何度やってもうまくできない。両手でもむようにすりあわせて回転させながら・・・が、どうにもうまくない。       適当 に、三本ほどのわらを継ぎ足しながら長くするのだが、太くなったり細くなったりでかっこうがつかない。できあがったのがこれ。    なんともだらしないしめ縄である。     これが「紙垂(しで)」の型紙である。         A4版印刷用紙を四等分して二つ折りにして、型紙を当てて、切っていく。     それを 手前へ、手前へと折っていくと、こういう「紙垂」ができあがる。これを、しめ縄に挟み込んでいけば注連縄になる。         同様にして作った紙垂を笹竹に差し込んで「御幣」もできた。今日からは寒くなると言うので、暖かいあいだに作ってしまっておいた。       恒例になった、香川県の主な社寺・観光地の三が日の人出数である。今年は暖かったせいもあって、人出も多かったよう。やはり、こんぴらさんや善通寺、厄除けの郷照寺・八栗寺・与田寺などが毎年のように多い。東かがわ市の与田寺・田ノ口薬師・白鳥神社は例年並み。       同じような四国霊場であっても、84番屋島寺と85番八栗寺は一桁数字が違うのも興味深い。       今日の掲示板はこれ。「耐えてこそ つぼみふくらむ 梅の花」というもの。昨年末にはこの冬は暖冬だなんて気象予報士が自信ありげに口を揃えていたが、ようやくに”寒の入り”に恥じない気温になってきている。ネットで調べると万葉集で萩についで多く出てくるのが梅で、合計すると119首もあるそうだ。この「耐えてこそ 蕾ふくらむ 梅の花」は、「梅ちゃん先生」の梅子の名前の由来であったが、梅の花は辛い時期に耐えて幸せを迎える象徴的な花なのかも知れない。ふと見ると他の木々も春の準備を始めているようだし、梅の花も紅梅も、少しずつだが花びらが開いているように見える。       じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。

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