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Channel: まほろば自然博物館
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花嵐 歴史の重みを 知らされる

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 丸亀地方は前線を伴った低気圧の影響で雨が降っていた。気温は5.8度から10.9度、湿度は87%から85%、風は2mから4mの北東の風が少しばかり強かった。明日の4月1日は、気圧の谷や寒気の影響で概ね曇り、朝晩は雨の降る所がある見込みらしい。

 

 昨晩には自治会長さんやそのお友達がやってきて、久々の飲み会になった。で、朝はいつものように6時前に起きて布団などを片付け、簡単な朝食を食べて、6時50分に港に着いた。高速艇は7時15分に出航して丸亀港に7時35分に着く。

 

 今度は、塩飽本島(ほんじま)行きのフェリーに乗り換えて7時40分に出港。室内はぎゅうぎゅう詰めの満員状態。私と多田さんは通路に立ったまんまだった。本島泊港には8時15分に着いた。

 

 皆さんが到着するのは9時35分。1時間20分あまりも待ってはいられない。そこで、いつもお世話になっている中西先生がお接待を出している「来迎寺」に行ってみた。ここは讃岐に流された法然上人が島民を集めて「念仏往生」を説いた遺跡である。

 

 そこから逆に、13番大師堂、10番宝性寺、9番太子堂を打って、フェリー乗り場に戻ってきて、皆さんを待つことに。この頃から雨が降り出してきた。そのため、これからはネット画像から。

 

 本島泊港から皆さんと歩き出したのだが、見たことのない人が多くて、どこまでがうちの参加者かがわからない。偶然に歩いている人か、ゲストさんなのか、全くの他人なのかが不明のまま歩いて行く。真ん中の「山根」でお接待を受けたのは半分ほどの人数。会長まで行方不明・・・。

 

 みんなが揃って歩き出したら、もう、10時半。1番札所の「長徳寺」で住職さんが「お弁当」をお接待してくれたが、20個用意してくれたのに5人が足りないという。私と副会長の麗子さんはいらないということは、総勢27人ということか・・・。

 

 で、この後、健脚組は「遠見山」という展望台を目指し、ビギナーコースは6番蛭子神社、5番「専称寺」に向かった。もう、こうなると、誰が誰やらわからない。ここは「法然上人」が滞在したという遺跡である。法然上人の遺品とされるものが残されている。

 

 4番薬師堂を打ってから「笠島町並み保存地区」に入ったが、雨と風が強くて強くて。カメラを構える余裕などなかった。ここで、展望台組とすれ違う。

 

 本当ならば、こういう札所の番外2番であるが・・・

 

 こんな悲惨な状況になっていた。

 

 会長が、どうしても見せたい・・というので、新在家海岸と甲生の「両墓制」を見てから、「東光寺」に向かう。

 

 この本尊薬師如来座像は平安期の作で国の重要文化財。脇士の不動明王と毘沙門天も鎌倉時代の秀作。会長がとくとくと説明する。あと、残留組と帰宅組みに分かれ、12時35分発のフェリーで本島を後にした。もう、誰が残って、誰がフェリーに乗ったのかも分からないほどの混雑だった。

 

 今日の掲示板はこれ。「今日も一日無事に過ごせた これに勝る幸せはない」というもの。「日々是好日」という言葉あるが、晴れた日も、風の日も雨の日もある。主体的に懸命に今日一日を生きるなら、それはかけがえのない一日となり、毎日が佳き日となる。「今日も一日無事に過ごせた。これに勝る幸せはない。」そう、感謝して、今日を終えたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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