丸亀市地方は、午前中は気圧の谷で概ね曇っていたが、午後からは高気圧に覆われて晴れてきた。気温は8.2度から17.6度と初夏の気温に。湿度は88%から70%、風は1mから2mの西北西の風が少しばかり。明日の31日は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、前線を伴った低気圧が近づくため、昼過ぎから雨が降る見込みらしい。
明日の「塩飽本島(ほんじま)」での「お大師まいり」の実地研修のため、私は隣の「しわく広島」に帰るために丸亀港にやってきた。8時半に我が家を出て、10時前に丸亀に着いた。そこで今夜と翌朝の食材を買って、当然、缶ビールも・・。
11時10分発の高速艇「ニュービサン」に乗る。「NEW-備讃」という意味である。島にお店がないために、皆さん、こんな荷物を持って船に乗る。私は一夜だけだから少しだけ。
高速艇は海上20分でしわく広島の江の浦港に着く。
船から下りると、荷物を降ろし、上着を脱いで、この、軽トラのタイヤ交換を始める。一月に来た時に気がついていたのだが、なかなかに交換に来る間がなかったし、寒かった。
10分ほどで、タイヤ交換を終えて我が家に着いた。
まだ、草は伸びていないので安心した。これから、ぐんぐんと伸びるのだからたまらない。
ここが、私の隠れ家である「暁光庵」。この字を書いたのは、家内の親父の「元昭師」。彫ったのは千葉の偏屈彫師の高橋師。
見れば、車のガソリンがない。タイヤの修理もしなければ・・・と、島唯一のガソリンスタンドに向かったのだが・・・
島の人口は男性が120人、女性が135人の計255人の171世帯。だから、時々お休みするのだが、「3月30日から4月1日までお休み」の看板が・・・。それはないでしょ・・・。
なけなしの燃料を気にしながら、島に唯一ある「天野ショッピングセンター」に向かった。ビールはたくさんあるし、ウィスキーも焼酎もあるが、清酒がない。なくてもいいのだが、島で飲み物がないのは寂しい。
客が来ないから昼寝をしていた親父さんを起こして、この日本酒を買った。これは冷やして飲む酒らしい。
島には、「浦」=集落ごとにお寺があって、立石浦の神光寺(ここ)、江の浦には「地福寺」、青木浦には「長福寺」、市井浦には「玉瀧寺」、茂浦には「正福寺」があるが、いずれも無住。法事とかがあれば地方(じかた)=丸亀とか善通寺から住職さんがやってくる。
今日の掲示板はこれ。「人生は白黒で簡単に割り切れるものではありません。いろんな感情を味わいながら日々を過ごすところに人間の生きる意味がある」という小柳左門先生のことばから。 先生は1966年、福岡県立修猷館高校卒、1973年に九州大学医学部卒。九州大学医学部循環器内科助教授、国立病院九州医療センター臨床研究部長、国立療養所福岡東病院副院長、独立行政法人 国立病院機構都城病院院長などを経て2013年から特定医療法人・原土井病院病院長を務めている。人生はマルかバツか、表か裏か、白か黒かで簡単に割り切れるものではない。赤もあり、白もあり、黄色もあって、人生の意味があるのだと言うているのである。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。