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Channel: まほろば自然博物館
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深緑の 花みな濡れて うつむいて

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 さぬき市地方は気圧の谷や前線の影響で雨となっている。気温は16.5度から19.5度、湿度は92%から84%、風は1mから4mの東南東の風が少しばかり。明日の10日は、気圧の谷や湿った空気の影響で概ね曇り、昼前まで雨の降る所がある見込みらしい。

 

 今日は全国的に火曜日だということで、恒例の「前山地区活性化センター」にやってきた。もう、小雨がぱらついている時間帯だった。

 

 連休明けに届いていた「蘇民将来符」も展示しておいた。このお話も味が薄れないうちにまとめておかねばならないなぁ・・と思いつつ、思いつつ。

 

 今日は「中島先生」がお休みなので、中島さんのやっている資料の整理をやってみた。パネルにプリントアウトした用紙を乗せているだけだったので、正式に貼り付けて、いらない空白部分を削除して見やすくしておいた。

 

 このコーナーは、「六十六部衆」とか「六十六部聖」とかと呼ばれた「日本廻国行者」の納め札である。正しくは日本回国大乗妙典六十六部経聖(ひじり)といい,江戸時代にはおとしめられて六十六部または六部の略称でよばれた回国聖。今も各地にこの回国供養碑を見ることができる。江戸時代には単なる回国聖または遊行(ゆぎよう)聖になってしまったが,中世には法華経六十六部を如法(によほう)に写経し,これを日本全国の霊仏霊社に納経するために回国したのである。西国三十三所観音霊場の巡礼納経にならって,六十六部納経したとも考えられるが,日本全国六十六ヵ国をめぐることによって,より大きな功徳を積もうとしたものであろう。(世界大百科事典 第2版の解説)

 

 その反対のコーナーには「護符」が展示されている。この真ん中のお札は、「奉修西照大権現日護摩供如意□」という、「大瀧寺」のお札である。ここも明治になって、「西照神社」と「大瀧寺」とに分離した。隣は「高越大権現本地護摩供守護」符で「高越寺(こおつじ)」が授与したものである。

 

 こちらが西照神社で・・・

 

 こちらが、別格20番の「大瀧寺」である。

 

 こちらが、「高越大権現」の「高越寺」である。本尊は山岳修行の「蔵王権現」。東の「大和国金峯山」に対して、「西山上」と呼んで、阿波修験道発祥の地とされている。

 

 こちらが、その「蔵王権現」をおまつりする「阿波忌部神社」で、こちらも「阿波忌部修験道」で知られてきた。この裏手にあるのが・・・

 

 「蔵王権現社」である。いやぁ・・、この寒川家というのは、つくづく信仰心の厚い家系だなぁと思うことである。その昔、昼寝城は、鴨部川上流の南側にある矢筈山の中腹、俗称昼寝山の頂上に所在していた。西方の隅には寒川社(寒川さん)と呼ばれる祠が存在する。築城されたのは嘉吉年間、築城主は香川光治と伝わる。南北朝時代から室町時代にかけて、東讃に勢力を誇っていた寒川氏は仁明天皇の頃に讃岐朝臣の姓を賜り、代々寒川氏は寒川郡の郡司であったために寒川氏と称するようになった。というのである。(Wikipediaより)

 

 午後からは、ホームページの更新である。頂いた資料をスキャナーで読み取ってテキスト化する。

 

 昨年は、「讃岐一国逆打ち歩き遍路」を体験したのだが、今年は阿波一国を歩いて回るのだそうだ。その案内文書を掲載して欲しいというのである。

 

 作業は30分ほどで終わった。でも、月日のたつのは早いものだ。どんどんと行事が行われて、新しいイベントが企画される。それについていくだけで精一杯になる。

 

  今日の掲示板はこれ。「失敗ではない うまくいかない方法を見つけただけだ」という、発明王エジソンの言葉から。トーマス・エジソンは、誰もが知る偉大なる発明家だが、彼は発明王であり失敗王でもあるといわれている。電球のフィラメントの発明に成功する前に、なん と2,000回以上も異なる挑戦をしていたそうだし、あるときは燃え尽き、あるときはコストがかかりすぎ、あるときは大きな労働力を必要としたなどなど・・・と。エジソンと彼のチームは、膨大な時間を発明に費やした。成功したかと思えば、やはりダメだったり・・・と、気の遠くなるような作業を繰り返したそうだ。実験に失敗すると、めまいを起こしたとさえいわれるエジソンだが、彼は失敗を愛していた。彼曰く、「失敗は、私が求めるものなのだ。それは、成功と同じくらい私には貴重である。失敗を知らずして、成功を知ることはできないのだ。」膨大な時間とエネルギーを費やし、その結果、失敗に終わる。普通は、落ち込み気力も無くなるもの。しかし、それほどまでに大変な過程すら彼は成功への道だと信じていた。「私は、失敗しているのではない。上手く作用しない1万通りの方法を発見しただけなのだ。」と。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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