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Channel: まほろば自然博物館
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行く宛を 決めておるのか かたつむり

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 さぬき市地方は梅雨前線の影響で曇り、夜は雨が降るらしい。気温は21.5度から26.0度、湿度は85%から72%、風は2mから4mの東北東の風が少しばかり。明日の28日は、引き続き、梅雨前線の影響で、昼前まで雨となる見込みらしい。

 

 梅雨らしくなった朝、火曜日の朝はここに来る。一週間があっという間だ。さぬき市前山地区にある「前山地区活性化センター」である。ここの研修室での「お勉強会」というか、「打合会」。

 

 今日は男性3名と女性3名のさっぱりとした会になった。

 

 私の当面のお仕事は、ここに展示してある「寒川家俵札の調査報告書」の作成。本当のところ、こういう作業には全く興味がなかったのだが、パソコンが使える人募集中・・・というので、のこのこやってきたら、こういうことになってしまった。

 

 で、展示してあるものを画像化してファイルに取り込んで整理する。

 

 こういう処理を全てに行うのだから手間暇のかかる作業。できることからこつこつと。

 

 これも神仏分離で、稲荷大明神稲荷庵は廃寺。明治からは「稲荷神社」になった。だから、これも江戸時代のおふだになる。

 

 私の場合、デザインも企画書もなく、いきなり、」思いつきのままで書き始めて書き進むから、話があちこちと飛び回り、跳ね回り、やがてには頓挫して思案する。

 

 本来ならば、こういう画像で文字を分断することは編集手続き上いけないことなんだろうと思う。でも、右のように文字を流し込むのは面倒なので、気にすることなくやっている。試作版なんだと、気にかけない。

 

 お昼からは、大窪寺の観光ガイド用のマニュアル作りの下見に行って来た。「なんで、原爆の火がここにあるの?」と、質問する人が多い。でも、この火はいつまでも燃え続けているのか。誰がガスの管理をやっているのか。消えた場合はどうするのか・・。そういうことを考えたら、夜も眠られなくなる。

 

 それはわかるのだけれど、福岡県から、どういうことで、香川県の大窪寺が選ばれたのか・・ということもまた、なぞである。

 

 この「宝杖堂」もなぞばかり・・。

 

 この看板はいつの頃のものだろうか。原爆の火も宝杖堂もない。探せば「謎」はどこにでもある。

 

 気圧のせいか、今日は胸水がたまってきつい。利尿剤も効きにくくなってきたような気がする。まだまだ、梅雨は続きそう・・・。

 

 今日の記事とは全く関係がないが、今日の掲示板はこれ。「有る角も 出さねば丸し かたつむり」というもの。持っているツノも、出さなければ丸く済むではないかという、かたつむりにかけたことばである。江戸時代の始め、姫路の近くの網干(あぼし)というところに盤珪禅師(ばんけいぜんじ)という禅僧がいた。ある僧がたずねてきて、「私は生まれつき短気で困ります。すぐ腹を立てて、人には器が小さいと思われるし、師匠にも叱られる。盤珪さん、なんとかこの短気をなおす方法はありませんかねぇ。」という相談に盤珪さんは、「その短気とやらを、この場に出してみなされ。短気の正体を見ないことには、なんともならんからのぉ。」と言った。「いや…いまのところは、短気はござらぬ。何かの折にひょいと短気が出ます。」「そんなことがあるものか。生まれついてのものなら、いつなりとも、どこなりとも出せるもの。本当に無いのか?」「腹の中を探ってみても見当たりません。人と面倒を起こしているときには顔を出します。」「なんともお主はおかしなことを言われる。自分の身びいきで、出たり引っ込んだりする ものを、生まれついてのものと言うのか。自分の我欲の罪を親になすりつけて、生まれつきだと言うのは、親不孝者だぞ‼」短気に実体のないことを気付かされたこの僧は、「気」に振り回されることなく、自在にコントロールできるようになったそうである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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