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Channel: まほろば自然博物館
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手水場の うしろに憩う 夏遍路

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 さぬき市地方は、はじめ高気圧に覆われて晴れていたが、気圧の谷や湿った空気の影響で夕方から曇り、雨や雷雨の所があるらしい。気温は25.8度から32.8度、湿度は90%から72%、風は1mから2mの西南西の風が少しばかり。明日の18日は、高気圧に覆われて概ね晴れるが、湿った空気の影響で、明け方まで雨や雷雨の所があるらしい。

 

 今朝も蒸し暑い朝になった。どうにも蒸し暑いのは心臓病には辛いことだ。

 

 ということで、除湿モードでエアコンを動かせながら、夏休みの自由研究をやっていたらば・・・。

 

 近年、この水掛地蔵さんが新しくなっている。真ん中は阿弥陀如来さまなんだが、あとの三体、三体はお地蔵さんのお姿なのに、それぞれにお名前が刻まれている。私もメモしたり、画像化した筈なんだが、向かって左から三番目の方の名前がわからない。

 

 地蔵菩薩・宝手菩薩・・・。仕方がないから、「現地へ行こう」「現物にさわろう」ということで、大窪寺にやって来た。

 

 三番目の方は「宝処菩薩」だった。真ん中が阿弥陀さんで・・・

 

 「宝印手菩薩・持地菩薩・堅固意菩薩」となるらしい。六地蔵さんにも、それぞれに名前があるんだ・・・と知らされた。

 

 次にわからないのが、これだ。多くは、「己王(きおう)大明神」と書いてあるが、お寺の方に聞くと、「巳王(みおう)大明神」だと仰る。いずれの場合でも大窪寺しか表示されないが、「已王(いおう)大明神」ではかすりもしない。これは、いったい、どういう神仏なんだろうか。

 

 子供のころに、「みはうえに、すではなかばに、おのれはしたに」と教えられたような気がするが、少しも役にたったととも思えない。うむ、屋根に「卍」があるところを見れば、この大明神さんは「ほとけさま」なのか。

 

 知ってるつもりで、観光ガイドを引き受けたものの、知らないことが多いなぁと思うばかり。

 

 ということで、一応、境内にある建物、施設については整理ができたように思う。後は、行事や文学碑、四季の植物、奥の院遺跡や伝承、昔話などの整理に入る。

 

 今日の掲示板はこれ。「悔やむまい 雲の上には 空がある」というもの。綾川町だかのお寺の門前にあったことば。別に悔やんでいる訳ではないが、いつまで経っても梅雨空のような毎日になると、体調が悪くなって動けなくなってしまうことが多い。早く、すっきりとして、澄み渡った青空が見たくなるというもの。雲の上には大きな空があるんだぞという、ごく、当たり前のことが、ついつい、忘れられそうになる毎日なのでもある。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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