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Channel: まほろば自然博物館
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降る雨に いのち生み出す 夏水仙

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 さぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で概ね曇り、雨の降っている所があった。気温は23.4度から31.9度、少しは涼しくなったかなぁと思ったけれど、湿度は90%から72%とまだまだ高くて蒸し暑さがぶり返してきた。だから、呼吸困難になってきて不快な一日になった。明日の17日は、高気圧に覆われて概ね晴れるけれど、気圧の谷や湿った空気の影響で、朝晩を中心に雨の所がある見込みらしい。

 

 朝方は肌寒いかなぁと思うような涼しさだったのだが、高校野球が始まる頃から蒸し暑さが押し寄せてきた。こういうときには動きたくない。

 

 それでも、銀行に行って、お小遣いを下ろして、通帳に記載して、スーパーで飲み物を仕入れておく。熱中症予防の水分補給。

 

 車から降りるとメガネが真っ白になり、スーパーから出てもメガネが曇って目が見えなくなる。いい加減、すっきりとして貰いたいものだ。帰るとすぐに会計帳簿を整理しておく。

 

 そうそう、帰りに、稲刈りをしている親子を見かけた。早くも稲刈りなのか。

 

 所によれば、お盆前に早くも稲刈りをしたり、二期作の田植えをするところもあった。

 

 私もお盆が終わったのだから、のんびりともしていられない。例の「大窪寺観光ガイドマニュアル作りである。7月には、素材や資料集めをやったし、実地検証もやっておいた。

 

 その資料を基にして、大窪寺のガイドする場所を選び、ガイドする情報を順番に並べ替え、重複するものは省き、追加するものは追加していく。

 

 貴重な写真もあちらこちらから集めておいた。それを、貼り付けたり、修正したりという編集作業。全体的なマニュアル作りが9月の上旬から始まる予定。それまでに、大窪寺のパートを完成させておきたいのである。

 

 資料が揃っているのだから、それらの元ネタをコピペしていけば、一冊のマニュアルが完成する筈。とりあえずは、片っ端から、背骨部分に貼り付けていけばいい。そうすれば形ができる。

 

 でも、予定の三分の一程度がまとまった程度か・・・。ま、今週いっぱい、頑張れば、どうにかなる筈。

 

 今日の掲示板はこれ。「死に向かって進んでいるのではない 今をもらって生きているのだ」という、鈴木章子さんのことばから。町内の善楽寺さんの掲示板から。鈴木章子(あやこ)さんは、北海道の真宗大谷派西念寺の坊守(奥様)だった。42歳の時に乳癌が見つかり、その後肺などに転移し、5年間の闘病生活の後、昭和63年に47歳で亡くなられた。章子さんは闘病中に4人の子供達へ詩を残されている。その中から、『変換』と題する詩を紹介致する。

死にむかって進んでいるのではない
今をもらって生きているのだ
今ゼロであって当然な私が
今生きている
ひき算から足し算の変換
誰が教えてくれたのでしょう
新しい生命
嬉しくて 踊っています
“いのち 日々あらたなり”
うーん 分かります

  ここに松尾芭蕉の一句がある。「春雨や蓬を伸ばす草の路」少しうすら寒い春先、目の前に広がる田園の全てに春雨がゆったりと降っている。この雨は天地のぬくもり、いのちのぬくもりであり、私のいのちのぬくもりだと降って来るのである。芭蕉の句には、詠まれる対象と、それを見ている芭蕉とが別々でなく、一人称の世界が表現されている。天地いっぱいのいのちの声を聞くような自然の調べが、そのまま私のいのちのぬくもりとなってくるような安らぎが心のすみずみにまで行き渡っていく。それこそ、見えないもの、聞こえないものが、実は見えるもの、聞こえるものを支えていることを、私たちは心して観察していかないと・・・と、考えたことだった。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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