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Channel: まほろば自然博物館
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すっきりと 夏は過ぎない 地蔵坂

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 さぬき市地方は、高気圧に覆われて晴れていたが、午後からは大気の状態が不安定となるため、雨や雷雨の所があるらしい。気温は25.8度から32.1度、湿度は90%から74%、風は1mから3mの東北東の風が少しばかり。明日の21日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 今日は「おっぞさん」の日らしい。私は、この地区の生まれではないので、詳しい話は知らないが、関西あたりの「地蔵盆」みたいな行事があったらしい。で、この前の広場では、大勢の子供たちが集まって遊んだり、お下がりのお菓子なんぞをいただいて楽しんだらしい。

 

 今は、そんな歴史も事情も知らない人たちが、草刈りや落ち葉かきをしてきれいに掃除をすることになっている。

 

 で、この集落、10軒から1人ずつが出て、お掃除をするのだが、午前7時から・・という案内なのに、6時半前には数人が集まっていて、6時半からは作業が始まって、7時前には終わってしまう。

 

 最後に、お花をお供えして、ここはこれでおしまい。私がここに来た頃は、この広場にゴザを敷いて、長老が「般若心経」をお唱えしていたが、そんな長老もいなくなって久しい。

 

 木陰になっているが、この石段の先に、お地蔵さんが安置されている。

 

 家に戻ると、地区の農家の方が稲刈りをした後の、稲わらを持ってきてくれた。これを乾燥しておいて、来月の「地神さん」のしめ縄に使うのである。

 

 今日も奥方は勤務ということで出掛けて行った。今日は天気もいいし・・ということで、お布団を干して・・・

 

 二階部分に掃除機をかけて・・・。洗濯をしようと思うと、洗濯粉がないので、スーパーで買ってきて、洗濯をして、洗濯物を干して・・・。

 

 洗濯物を干し終わったら、お出かけになる。

 

 先日に、大窪寺の「院代」さんに資料をお借りしたので、お返しするためにやってきた・・という訳。あと、何点か、年号を確認したり、意味を調べたり・・・と。

 

 門前の「八十八庵(やそばあん)」でザルうどんの「団蔵うどん」を食べた。細切りの麺で、つややかでなめらかでおいしい夏の味である。歌舞伎役者の市川団蔵が食べて絶賛したという、おうどんである。

 

 で、14時からは集会場で「おっぞさん(お地蔵さん)」のおまつりである。おまつりと言っても、「般若心経」をお唱えする人はいない。全戸が「真宗興正派」の門徒ばかりなのである。だから、合掌、礼拝しておしまい。あとは高校野球の話や稲刈りの話、どこのお店のポイントがお得だとかの井戸端会議みたいなもの。

 

 おまつりだと言っても、このお茶と菓子パン2個だけである。最近は、サルやイノシシの話題が出なくなった。かと言って、全くいない訳ではないが、まだ、稲や野菜に被害が少ないだけのことだろう。この集まりも15時半には解散になった。

 

 今日の掲示板はこれ。「どんなおとなたちも、一度はこどもだった。でも、そのことを覚えている大人はほとんどいない」というサン・テグジュベリの言葉から。王子さまと一緒に星々を旅すると、狭い世界しか見られない日常から大きく飛躍して、自由な精神世界を飛んでいるような昂揚感と喜びが感じられる。この“王子さま”は、砂漠でさまよう飛行士である“僕”の内面であり、作者であるサンテックスそのものであり、読者の心が形になった姿でもあると言えよう。いちばんたいせつなことは、目に見えないということなのかも知れない。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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