徳島県は、気圧の谷の影響で概ね曇っていた。気温は19.9度から29.0度、湿度は86%から51%、風は1mから2mの東北東の風が少しばかり。明日の10日は、北部では高気圧に覆われて概ね晴れるが、南部では気圧の谷や湿った空気の影響で概ね曇り、雨の降る所があるらしい。
朝の6時に高松自動車道の津田の松原サービスエリアに集合とのことで、5時起きで、ここにやってきた。
今年のおへんろつかさの会の「特別研修」ということで、徳島県の四国霊場をバスツアーで回っているが、今回は20番札所の鶴林寺と21番札所の太龍寺を回る研修である。ほとんどが、旧遍路道を歩くハードなコースで、私たちサポート班はバスでの旅である。
6時過ぎに津田の松原サービスエリアを出て、途中の徳島市内のコンビニでトイレ休憩とお弁当やお茶や水の補給をして、20番札所の鶴林寺に8時半過ぎに着いた。一行は生名から山道を3.2Kmを歩いてきた。およそ1時間と早かった。バス班が着いて間もなくだった。
今回の歩き部隊は10名、サポート班が5名。ここで、カナダ人とオランダ人のご婦人二人に出会ったが、行く先々で一緒になった。歩きとバスとが似たような時間帯になった。
今回もお世話になった屋島観光のバスである。いつも、ここのお世話になっている。これに15人だからゆったりとしたもので、会費は7,000円。ま、私にすれば、こういう機会でもないと訪れることのない場所である。
水井橋休憩所で歩きとバス班が合流して昼食。ここでも、例の外国人二人と一緒になった。その後、全員がバスで一宿寺に向かい、歩き班はここから21番の太龍寺を目指して歩く。およそ、4.8Km。かも道というらしい。私らバス班は、近くの「お松大権現」を見学。ネコネコネコの不思議な世界。
お松大権現は、通称「猫神さま」として親しまれており、境内には約1万体の招き猫が奉納されている神社である。勝負事・願い事の神様として知られ、受験シーズンは合格祈願の参詣者で賑わうらしい。
江戸時代、奉行の不当な裁きを不服として直訴処刑された「お松」という女性の愛猫が妖怪変化となり、奉行の家を代々崇り続け仇を討ったとの伝説が残されている。 私たちバス班は、先に、このロープウエイで先回りする。空中滞在は10分ほど。片道1300円だから、少し高いお値段だが迫力はあった。 ゴンドラから見た風景。これから一峰を越えていくのが迫力がある。 途中に五頭のオオカミの像があるのがおかしい。 これが今回の歩き部隊。太龍寺からの帰り道。 今度は全員で、ロープウエイでおりてきた。今度は団体割引で1200円。 今日の掲示板はこれ。「人生は学校である。そこでは幸福より不幸の方が良い教師である。」というもの。ロシアの評論家、フリーチエの言葉らしい。人生という学校で、人はさまざまな経験から学んでゆくものだが、幸福から学びとることより、不幸から学びとることのほうがずっと大きい。不幸に出会ったときは、不幸を糧にして、人間として成長したいものである。 じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。