さぬき市地方は、高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は21.7度から29.4度、湿度は90%から71%、風は1mから3mの東北東の風が少しばかり。明日の11日は、気圧の谷や湿った空気の影響で概ね曇る見込みらしい。
今日は年に二回の「山の神さん」の秋の例祭日。午前7時からお掃除・・ということだったが、6時半には、もう、全員が作業を始めていた。落ち葉を掃き清めたり、手水場の掃除や清水を入れたり、折れた竹を取り除いたり・・・
みんな、思い思いに作業を進めていく。もう、手慣れたものだ。
のぼりを立てて、しめ縄を張っておしまい・・。
昔は山仕事も大切な仕事であって、食事に使う薪やたきぎも大事な資源だった。お風呂だって昔は木を取ってきて沸かしたもの。山の木がなければ生活できなかった。そんな山の資源に感謝するのが「山の神さん」だったのだろう。ここに拝殿があったのだろう、きれいに礎石が並んでいる。いつの頃にか壊れたまんまになっているらしい。で、お掃除はしても、ここにお参りする人はいない。で、開始予定の午前7時には解散になる。毎度のことだ。
その後、バーベキューコンロの掃除とか、昨日のバスツアーに着ていったものの洗濯をして干して・・・。観光ガイドブックの仏教用語辞典を印刷しようとしたら・・・
またしてもトナー切れ。調べてみたら前回は8月21日に交換している。今日が9月10日だから、わずか20日で、A4用紙を2,500枚、印刷したことになる。これは大変だ・・・。
で、隣町にある量販店でトナーを買ってきた。
トナーは1本が7,000円ちょっと。いくらなんでも、そうそうはトナー代を請求できそうにない。まるきり、赤字の「まほろば工房」である。
さて、15時から、会堂での「山の神さん」のおまつり。お祭りたって神主さんが来る訳でも獅子舞が出る訳でもない。形ばかりに二礼二拍手一礼しておしまい。あとは座談会。「あそこは、煙突から煙が出よるけど、薪でお風呂を沸かすんかなぁ」ということで、五右衛門風呂の話になった。
子供の頃には、担い桶で川から水を汲んできてお風呂を沸かすのが子供の仕事だった」という話で盛り上がったが、若い奥さんは「にないって、何??」「水くみって知らない・・」と言う。そんな時代になったんか・・。
この集落の多くは「森林組合」に入っていて、伐採作業や植林作業で生計を立てていたらしい。だから、山の神さんに感謝しとったんよ・・とか、うちは電気や水道がなくなっても大丈夫なんよ・・とかと、すごい話で盛り上がっていた。
今日の掲示板はこれ。「追えば逃げるぞ赤とんぼ 待てばとまるよ竿の先」というもの。どこの誰の言葉かはわからない。幸せもお金も地位や名誉も健康も・・・そんなものかも知れない。追いかけている間は手に入らないが、ふっと、無心になったときに、「あ、ここにあったのか・・・」みたいにすぐそばにあったりする・・・。
じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。