東かがわ市は気圧の影響で、朝から雨が降っていた。気温は9度から14.0度、湿度は92%から72%、風は2mから5mの東の風が少しばかり。
病室で寝てばかりいるので、雨だからと言って少しも影響はない。昨日の脳MRIや眼底検査で新たな出血や血栓はないと確認されて、今日の午後から心臓の検査になるが、午前中はドクターが外来診察のため、私らはすることがない。
個人情報保護のため、「在室」だけの表示である。だから、私がここにいることなど誰も知らない。もちろん、普通の人は自分の氏名を公表している。
昼間のテレビは面白くないし、昨日の瞳孔を開く点滴のために本や文字はかすんでよく見えない。だからと言って、寝てばかりいると夜が眠れない。
今朝の昼食はこんなもの。今日のお昼は食事がない。
お昼からは、お隣の方の検査が始まった。私の点滴も始まった。今日は、これが3袋の点滴になる。14時過ぎに「術衣」に着替えたが、一人が間に割り込んで、私の検査は15時半からになった。
点滴をしたまま、車いすで、この「血管造影室」に看護師さんが連れて行ってくれる。部屋が掃除されて、新しく準備がなされていた。
検査は右手首からと右あご下の頸部から、カテーテルを通して行う検査である。その手首と首筋だけの局部麻酔で、通常に会話も呼吸もできる。
ドクターたちは、こうして幾つものモニターを見ながらカテーテルを通していって心臓の内部や血管などを検査している。私は全くのまな板の鯉状態。「はい、大きく息をして・・・吐いて・・・止めて・・・はい、楽にして・・・」の連続。
30分弱の検査でおしまい。心臓も血管もきれいで異常なし・・・とのこと。当面、外科手術は不要とのこと。当面は、胸水をいかにして止めるか、防ぐか・・ということで、さらに「利尿剤」が追加された・・・。
この手首の止血が完全に終わるまで退院はダメ・・ということで、一晩の宿泊が追加となった。
右手が使えない・・・ということで、楊枝が差してある食事になった。左手だけで食べるのだが、楊枝が細くて小さいものだから、うまくは食べられない。それでもお昼抜きだから完食した。
この圧迫も強いので、なかなかに痛い。
首筋はそんなに圧迫していないので苦しくはない。これで一晩を過ごすわけだ。
今日の掲示板はこれ。「ふみはずし 迷いとまどいきた道も ふりかえみれば佛になる道」というもの。私たちの五悪も五逆もみんなみな、私たちたちが生きていく上で必要な善玉の悪。私たちの迷いもとまどいも、それは私が生きて行く上で大切なことだった。そのことこそが、私が私なりに・・・佛になるための要素であったと思われるのだ。
じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。